休職者が続出する職場。しかしその「原因」を取り除けば改善することもあるようだ。
50代後半の男性(岡山県/エンジニア/年収1100万円)は、工場の制御エンジニアとして100人ほどの部署で働いているが、「常に1~2人」が入れ替わり立ち替わり休職しているという。(文:林加奈)
「マネジメント能力のないマネジャーを外に出して、若手を積極的にリーダーに抜擢」
常に1、2人の休職者はいるものの「3年前に部長が交代してから徐々に少なくなってきて」いるという。休職者が相次いでいた原因は、かつての部長たちにあると指摘する。
「明らかに3年前まで代々パワハラ体質」
「若者が萎縮して目が死んでいた」
と明かす。一方、パワハラをしていた部長たちは男性と同世代で、
「若い頃はそんな人間じゃなかったのに……」
と、もどかしさも感じている男性。「3年前まで代々パワハラ体質」の背景について、こう分析している。
「20年くらい前に部長が口うるさい課長を外に出してイエスマンだけ残すものだから、イエスマンが上に上がってもろくなマネジメントもできず……。最近は、マネジメント能力のないマネジャーを外に出して、若手を積極的にリーダーに抜擢するようになって良くなってきている状況」
休職者が相次ぐ職場を改善するには「結局のところ長いスパンで考えると人事が一番効くと考える」と書いていた。
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