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優勝エバンス「トヨタのホームでこれ以上の結果はない」/2023年ラリージャパン デイ4後コメント

2023年11月20日 07:10  AUTOSPORT web

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2023年シーズン3勝目を挙げたエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2023年WRC第13戦ラリージャパン
 11月16日(木)から19日(日)にかけて、愛知県豊田市の豊田スタジアムを拠点にWRC世界ラリー選手権第13戦『ラリージャパン』が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が優勝した。2023シーズン最後のイベントとなった日本ラウンドをでの戦いを追えた各陣営からドライバーコメントが発表されている。

■Mスポーツ・フォードWRT
●オット・タナク(#8 フォード・プーマ・ラリー1)/総合6位
「僕が言ったように、(勝田と)戦えるようなものが何もないから、僕たちにできることはまったくない。トリッキーだしバランスはとても悪い。フロントがパンクしている状態で走行しているようなものだ。今年は、これは珍しいことではない。フィーリングがつかめず、何もうまくいっていない」(SS18)

「僕はペースが出せないとすぐに苛立ってしまうが、今年は程度の差はあるもののどこでもペースが出せていない。厳しい1年だったが、少なくとも挑戦することはした」(SS22)

「今日はトラブルもなくクリーンな1日だった。我々としては最高のシーズンで、ベストを尽くして、今ここにいる。期待が大きいと、転倒も大きくなりがちで、僕サイドからも、ある意味ではチーム側からもそう感じている。今年の2勝を誇りに思う必要がある」
※前半ふたつのはSS後の公式インタビューより

■ヒョンデ・シェル・モビスWRT
●ティエリー・ヌービル(#11 ヒョンデi20 Nラリー1)/総合13位
「このイベントをやりきることができて非常にうれしい。楽しい週末ではあったが、自分たちのスピードを考えると優勝争いに加わることができたはずだ。あのミスには本当にがっかりしたが、それが現実だ。この件についてはチームに謝罪した」

「来年もまた良いシーズンになるだろう。僕たちは8回表彰台を獲得したが、いくつか問題も起きて、チャンピオンシップのための重要なポイントを失った。僕たちはシーズンの最後に勝利だけを目指していたが、それがうまくいくこともあるし、うまくいかないこともある」

●エサペッカ・ラッピ(#4 ヒョンデi20 Nラリー1)/総合4位
「僕のペースは日に日に良くなっていった。しかし今朝のタイムはは満足できなかった。グリップの限界でドライビングしていたように感じたし、とくにウエットタイヤでは勝田(貴元)のタイムに追いつけなかった」

「タイヤフィッティングで他のことを試すためにサスペンションのセットアップを変更したが、それがうまくいった。最後になって、彼を抑えるための何かを適切なタイミングで見つけることができたと思う。それはあの戦いでは重要なことだった」

「マシンにダメージがない状態で最後のラリーを終えられるのは良いものだ。僕のシーズンは五分五分だったと思う。序盤は多くのことを学び、シーズン中盤はとても好調だったが、最後にはそれほど強さがなかった。2024年はさらに強くなって戻ることを楽しみにしている」

■TOYOTA GAZOO Racing WRT
●カッレ・ロバンペラ(#69 トヨタGRヤリス・ラリー1)/総合3位
「とても素晴らしい気分だ。日本で3台のクルマが表彰台フィニッシュを達成したのは、チームにとって夢のようなリザルトだからね。今週末のような非常に難しいコンディションのラリーでこのようなことを実現できたのは本当に驚きだ」

「チームは安定性と速さを改めて証明したと思います。また、(勝田)貴元がとてもいい走りを見せてくれたことも誇りに思うし、彼のタイムを見てハッピーだった」

「ラリーウイークの雰囲気は素晴らしく、大勢のファンの皆さんがラリーを楽しみ、僕らを応援してくれたのは嬉しかった。チームと一緒にポディウムに立つなど、素晴らしいシーズンの締めくくりにふさわしいラリーになったよ」

●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)/総合優勝
「表彰台のトップにふたたび立てたことは本当に嬉しいし、チームがワン・ツー・スリー・フィニッシュを達成したのでなおさらだ。素晴らしい結果になったし、トヨタのホームイベントでこれ以上の結果はないと言えるだろう」

「この週末は長く、難しく、とくに金曜日は非常にタフなコンディションだったが、かなりのマージンをもって走り抜けることができた。それ以降は全開でプッシュするのではなく、タイム差をマネジメントするという、違った意味でのチャレンジになったが、最後まで走りきることができたので良かった」

「信じられないようなシーズンを戦い抜いたチームに、心からおめでとうと言いたい。クルマも素晴らしかったし、みんなと働けたことを誇りに、そして嬉しく思います」

●セバスチャン・オジエ(#17 トヨタGRヤリス・ラリー1)/総合2位
「この素晴らしい結果に貢献することができて最高の気分だ。ここ日本に来て、チームにとっての夢のような結果を実現するための力になりたいと思っていた。メインターゲットは優勝することだったと思うので、表彰台を独占できたのはとても素晴らしいことだし、夢以上の結果になったと思う」

「週末を通して、コンディションは大きなサプライズだった。金曜日は難しいスタートになるだろうと予想していたが、実際に自分たちも含めて多くのドライバーがミスやタイムロスをした」

「その後、我々はワン・ツー・スリー・フィニッシュが可能ないい位置につけていることに気づき、それを実現することに集中したが、このような滑りやすくトリッキーなコンディションでは決して簡単ではなかった。チームはこの結果を手にするに相応しい仕事をしてきたので、全員がこの瞬間を楽しんでくれることを願っている」

●勝田貴元(#18 トヨタGRヤリス・ラリー1)/総合5位
「ラリージャパンは総合5位でフィニッシュ。デイ2朝のループの5分のロスが本当に悔しいですが、10ステージでトップタイム。速さを見せることはできました」

「来年必ずリベンジします! 多くの方々の前で走ることができてとても良い週末でした。チームや応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました!」
※X(旧Twitter)より