上司がパワハラしてくる職場で長く勤めることは難しい。福岡県の20代後半の女性(事務・管理/年収350万円)は以前、保育士として勤めていた保育園で、
「私が就職してから3年で辞めていった人は20人を超えています。大規模な園ではありません。中規模の園でした」
と明かした。原因は園長にあったようだ。
朝礼や職員会議で特定の人だけを執拗に責める
「園長は気分屋でした。機嫌がいいときはニコニコと優しく、相談にも乗ってくれました。しかし、機嫌が悪いとあからさまに態度を変えて睨んできたり、何かにつけて嫌味を言ったりとしていました」
園長は人の好き嫌いも激しかったようだ。出勤時の挨拶も、ある職員には「ものすごく笑顔で手を振りながら挨拶をしていた」一方で、「気に入らない職員が挨拶をしても目も合わせず低い声で挨拶」していたそう。それは「誰から見てもわかる、あからさまな態度」で、「園のトップである人がやっていいものなのか」と訝しげに見ていた女性。
それだけでなく「いじめというか、それに近い形」もあったと告白する。
「ひどいときは朝礼や職員会議など多くの人が集まる場で、特定の人だけを執拗に責めるような言い方をしていました」
「そこまで聞かなくてもよくないか」と女性は思うほど、園長は深く掘り下げるという。答えられない職員には「黙っているだけなら出てけ」「あなたに給料を出すのは無駄」などの暴言を吐く始末。
会議という名の吊し上げが行われていたようだ。それを園長は「4~6時間」も行っていたことも「この園は普通じゃないなと感じたポイント」だったそう。
書類を提出する手が震えていた男性職員を「ウケるわ~」と笑う
「高圧的な態度」を取られた職員の中には、園長に怯えている人もいたという。
「提出しなくてはいけない書類を園長に持って行ったときのこと、ある男性職員の手が恐怖からか震えていたそうです。それを見た園長は『あの先生、私にプリント渡すとき手が震えていたのよ。ウケるわ~』といい、笑っていたそうです」
「こんなことが多くあった」というから、女性が就職して「3年で辞めていった人は20人を超えて」いたのも納得だ。そして女性自身も数年で辞めた。
「あとから元同僚に聞いた話ですが、職員の皆さんも限界だったようで、その園長は市の方へ訴えられ、園長を辞めさせられたそうです」
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