2023年F1ラスベガスGPの木曜、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅はフリー走行1=8番手/2=17番手だった。
チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは、一日を振り返って次のように語った。
「新しいトラックなので、今日取り組んだ重要なポイントは、タイヤの挙動を理解し、最大限の力を引き出す方法を見つけ、このトラックのダウンフォースレベルを最適化することだった」
「タイヤのグレイニングが最大の問題であり、ソフト寄りのコンパウンドでその傾向がより顕著だった。それはレースまでに改善するものと予想している。それでも、影響を減らすためにセットアップで他に何ができるかを探る必要がある」
「ダウンフォースレベルの選択は簡単ではない。ロングストレートではドラッグを最小限に抑えたいが、コーナーでのグリップが低く、荷重を増やす必要があるからだ」
「いくつかの選択肢を試したので、FP3以降に最適な選択をするうえで、他から何を学習できるかを確認するため、今夜データをチェックする」
「ショートランペースは期待していたようなものではなかった。改善するために今夜作業に取り組む必要がある。だが一方で、ロングランでは比較的競争力が高かった」
「FP2セッションが予定よりも遅く行われたので、データを分析するのに、カーフューまでに使える時間が少ない。そのなかで、セットアップ変更に取り組み、明日に向けてパフォーマンスを改善するために最善を尽くす」
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
フリー走行1=8番手(1分45秒908:ミディアムタイヤ/5周)/2=17番手(1分37秒412:ソフトタイヤ/41周)
FP1が再開されなかったのはファンにとって残念なことです。でも安全が何より大事です。FP2のスタートが遅れたましたが、最終的には90分のセッションを走り、貴重なデータを集めることができました。
路面はとても滑りやすかったけれど、このレイアウト自体は楽しめます。縁石を使って走ることができて、アグレッシブに行くことができ、楽しいです。
今のところ、僕たちのパフォーマンスはあまり素晴らしくありませんが、今日、たくさんデータを集めたので、良い方向に進むことができるはずです。いくつかの制限に関して考えを持っていますし、特にロングランにおいて、すでにそれを改善するための方法を試してみて、感触が良くなっています。協力し合って作業に当たり、このパッケージから最大限のパフォーマンスを引き出すためにベストを尽くします。