トップへ

「ディプティック」から“旅”を表現したレザーのフレグランス登場 中東からインスピレーション

2023年11月16日 00:01  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com


Eau Rihla

Image by: Diptyque
 「ディプティック(Diptyque)」から、レザーの香りの新作オードパルファン「オー リラ(Eau Rihla)」(75mL 税込4万1030円)が登場する。11月30日に発売を予定し、青山店と京都BAL店、公式オンラインストアで取り扱う。

 新作のインスピレーション源は、ディプティックの創業者3人が何度も旅した中東。香りや色、驚きを求め、中東のさまざまな地へ赴いていたという。これまでもその“旅”をインスピレーション源に、スパイスをふんだんに使用した「ロー(L'Eau)」や「ロートル(L'Autre)」、幾何学模様をモチーフにした「ウード パラオ(Oud Palao)」など、さまざまなフレグランスを生み出してきた。
 新たなフレグランスの名前に付けた「リラ(Rihla)」はアラビア語で“旅の記録”、または“旅”そのものを意味する。オードパルファン・オー リラは、メゾンの創業者たちの冒険と、生涯を通して12万キロを旅し旅行記リラを記した大旅行家 イブン・バットゥータの冒険を、香りで結びつけるように調香。「東洋らしい」調合を熟知している調香師のファブリス・ペルグラン(Fabrice Pellegrin)が、同ブランドの創業者の1人であるデスモンド・ノックス=リット(Desmond Knox-Leet)のスケッチやメモが記載された革表紙の日記をコンセプトに製作した。
 中心の香りとなるレザーは、パチュリとアトラスシダーをベースに身に着ける素材のように解釈。中国産の希少なシダーウッドの芯から抽出した同ブランド独自の分子を用いて、高度に洗練されたバザンレザーの香りを作り出した。次にアイリスの根茎が香り、レザーアコードの強さを和らげ、シックな香りが北京の中国宮廷を想起させ、ほのかにムスクが香り立つ。そこに、価値のある旅にかかせないスパイスだというピンクペッパーコーンと干し草のような香りのサフラン、体温と混ざるような甘さのバニラを加えた。ユーモアを感じるフレッシュでフルーティなラズベリーの絶妙な香りが一気に広がり、旅立ちのエネルギーとなるような芳香を放つ。ボトル中央のラベルは全面ゴールドで彩り、ボックスとラベルを装飾するイラストは、オードパルファン「ヴォリュート(Volutes)」と「フローラベリオ(Florabellio)」、「テンポ(Tempo)」のイラストを手がけたサフィア・ワレスがデザインした。

■ディプティック:公式オンラインストア