イトーキが、「バーテブラゼロサン(vertebra03)」シリーズから、木の温もりのある新たなワークチェア「バーテブラゼロサンウッド(vertebra03 WOOD)」を2024年1月上旬に発売する。
バーテブラゼロサンは、身体の動きに合わせて柔軟に脊髄をサポートする背もたれや前傾機能を装備したシートなど、先進の機能を搭載して1981年に発売した初代「Vertebra」の後継チェアとして、2019年に登場。「『働く』と『暮らす』を越境するワークチェア」をコンセプトに、プロダクトデザイナーの柴田文江が働き方や働く場所が多様化する現代の価値観や環境に合わせてデザインをアップデートして開発した。
今回発売するバーテブラゼロサンウッドは、イトーキ独自のエルゴノミクス(人間工学)に基づいた体圧測定やシートトレーサーといったデジタルテクノロジーを駆使することで、木の温かな質感を活かしながらもワーク姿勢に適した背もたれとシートの形状を実現。国産広葉樹であるクリの無垢材を切削して成形した背とシートは、総合家具メーカーのカリモク家具が監修した。クリア、ブラック、グリーンの3色の木部カラーと、ブラック、ダークグリーン、チェスナットブラウン、ペールオリーブの4種の本体色、2種の脚タイプを用意するほか、4種28色のファブリックから選んでカスタマイズが可能となっている。価格は税込14万3330円~。
また、チェアの発売に先駆けて、フリーアドレスが浸透したオフィス環境を想定して開発したポータブルバッテリー「ハコ(hako)」を12月25日に発売。バーテブラゼロサンと同様に柴田がデザインを手掛け、ペーパーボックスをイメージしたフォルムや質感、カラーでガジェット感が少なく、どんな環境にも調和するように設計したという。PCやタブレット、スマートフォンなど、最大3台のガジェットを同時に充電可能な115Whの大容量バッテリーを搭載するほか、場所移動時に簡単に持ち運びができるよう、背面にはストラップが付属。カラーはブラック、グレー、ブラウン、グリーンの4色を揃える。