トップへ

音を下げて打つのがマナー? パチンコホールで隣が爆音!どうすればいいのか

2023年11月15日 06:10  キャリコネニュース

キャリコネニュース

写真

パチンコに興味がない方にとっちゃ本当にどうでもいい話なんだけども、現在のパチンコ、パチスロ機種ってほとんどが音量調節が可能だ。

このおかげで、自分の耳を爆音から守って遊技もできるわけだが、ここで重要なのは「別に必ずしも音量を下げて遊ぶ必要はない」という点。

お金を出して個人が遊ぶのがパチンコやパチスロなわけで、音を大きくしようとミュートしようと、本来は当事者の自由なのである。ところが面白いことに、今や多くのパチンコホールでは「音量は下げて遊ぶのがマナー」みたいな空気ができあがっている。

依存症ユーザーって破滅的な人が多いんだけど、意外と周囲への気配りができる人が多いわけで、なんとも習性として面白い。(文:松本ミゾレ)

逆にデフォの音量で打つと睨まれるという訳の分からない時代

こちらのコラムでも以前書いたが、この音量調節っていつの間にか普及したイメージがある。僕の場合はしばらくパチンコから離れていた時期があり、久々に打とうと思ったら音量の調節ができるようになっていて、気づくとみんな音を下げて打っていた。

そのうちパチスロでも音が調節可能になり、今ではホールによっては、音を最小に設定して打つ人も多い。とにかく音がうるさい機種って多いので、まあ個人の裁量で調節する分にはいいんじゃないだろうか。

ところが今後は逆に音を下げないまま打っている人が睨まれる、といった事例も散見される。中には自分が音を下げて打っているのに、隣に大きな音で遊ぶ人が来たら「こっちの音が聞こえない」と不満になる、という話も。「いや、そっちも音上げればいいじゃん」ってだけのことではあるが……。

それこそ先日、5ちゃんねるのスロット関係の板にあった「バラエティ総合スレ Part198」というスレッドでも、音量談義が盛り上がっていた。

「ハーデス打ってたら隣にバイオ爆音作業着兄貴が座ってきたんだけどうるさすぎてアタマおかしくなりそうです。うるさいのを耐えてたらリールロック3段階からのGOD引けたけどGODステージ終わりで休憩で逃げてきました。皆さん隣が爆音野郎だった時はどうしてますか?」

うるさいと言っても音量をデフォのまま打っているだけの可能性もあるし、何なら普段パチスロをしないから音量を上げ下げできることすら知らないユーザーの可能性もある。もっと言えばうるさくてアタマおかしくなりそうになるぐらい繊細な人はゴッド打たんでしょって話なんだけどね。

確かに、音量を下げずに遊技するとうるさくてしんどい台ってある。番長とかカバネリとか。なので僕も正直、ちょっと音量を下げて打つ。これはやっぱり自分の耳を守るため。

だけど、その一方で隣に爆音マンが着席している場合は、さすがに諦めるかな。まかり間違っても「音量下げてよ」みたいなことは言わない。言えない。相手がどんな性格かも分からないし、場所が場所だけにやっぱり物騒な事態は避けたいし……。

「とりあえず食事休憩札で50分くらい席離れるかな」という声も

前述のスレッドにあった書き込みに対しては、結構色んな反応が見られる。現実的でない意見は省いて、ちょっと対策になりそうなものを紹介したい。まあ、「対策になりそうな」と言ったって、このコラムを読んでいる人の9割はそもそもパチンコとかしなさそうだけど(笑)

「とりあえず食事休憩札で50分くらい席離れるかな」
「うるせえから音量下げろと言う。イライラしながらパチスロ打ちたくないわ」
「我慢」

よく「俺なら注意するけどね」みたいな主張はこの手の話題で必ず見るけど、実際ホールで爆音遊技中のお客に指摘している人って滅多に見かけない。それでいいと僕も思う。お金かけて遊んでる以上、些細な注意が相手の逆鱗に触れてぶん殴られるみたいなこともないわけじゃないし、もしそうなったら損だもの。

なので僕は挙がってる意見の中ではやっぱり「我慢」を選択するかなぁ。そもそも昔は音量なんて下げられなかったし、本来ヘビーユーザーはその環境に慣れていたわけだし、もう自分の聴力を今更気遣ってもしょうがないぐらい鼓膜もグダグダなので……。

あ、そうそう。前項では僕も音を下げて打つと書いたけど、理由はやっぱり周囲への気遣いもあるが、一番はプレッシャー封じだ。

激熱演出とか強いレア役引いた後で、それがスカッたりすると周りのユーザーが音を頼りに察知し、笑いものにされるのでは、という強迫観念がある。自意識過剰なのだ。なので、そもそも音を下げて様子を察知させないまま打ちたい……というのが一番の動機だ。

だから友達と一緒に打ってても、僕はほとんど音を出さないしリアクションもしないので、いつの間にか数万負けてたりすると大層驚かれる。同じような依存症マンは、多いんじゃないだろうか。