『5人展「ベリカード」- 彼方からのピクセルアート -』が11月25日から東大島・亀戸アートセンターで開催される。同展は独自の新しい表現を追求し、ジャンルやメディアの枠を超えて活動するピクセルアーティストによるグループ展。キュレーションをピクセルアート作家のヘルミッペが担当する。参加アーティストは、3Dモデリングソフトや映像処理ソフトを横断的に使用しながら制作するAPO+、羽生結弦『RE_PRAY』の映像演出なども手掛けるm7kenji、アート、デザイン、エンタメ領域を横断しながら活動するzennyan、ピクセルアートで風景や動植物を表現するヘルミッペ、ヒップホップなどをベースに普遍的な景色やスポットライトが当たらないモノを描写するモトクロス斉藤の5人。タイトルに用いられている「ベリカード」は、受信したラジオなどの放送局にその周波数や受信場所、時間を報告するとお礼に送られてくるカード。ギャラリーをラジオの電波塔に見立て、そこから発信される未知の作品と出会うことで新しい感動を受信する行為を、リスナーと放送局間のベリカードを介したことで生まれるある種のコミュニケーションになぞらえている。会期中、来場者が持参したTシャツ、シャツ、布バッグなどの布ものにその場で作家のデザインをプリントするイベントも開催。