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新型車両導入のFIA-F4が“6代目チャレンジドライバー”を募集。2024年は応募資格を拡大へ

2023年11月13日 13:30  AUTOSPORT web

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2023年のチャレンジドライバー、野澤勇翔がドライブした80号車
 JAPANESE FIA-F4 CHAMPIONSHIPをプロモートするGTアソシエイションは11月13日、今シーズンに引き続き2024年もFIA-F4選手権における若手ドライバー育成プログラム、『FIA-F4 JAPANESE CHALLENGE』を実施することを発表。同日より“6代目チャレンジドライバー”の募集を開始した。

 四輪の国内最高峰シリーズのひとつである、スーパーGTのサポートレースとして行われているFIA-F4選手権。同シリーズ出身の角田裕毅(アルファタウリ)に続く将来の日本人F1ドライバーや、国内外で活躍するトップドライバーのひとりになることを夢見る若手選手たちが覇を競うFIA-F4シリーズでは、2017年の選手権発足当時から、大阪トヨペットグループ(OTG)と住友ゴム工業(ダンロップ)の協力によって同育成プログラムが実施されている。

 これまでの『FIA-F4 JAPANESE CHALLENGE』では、菅波冬悟をはじめ、環優光、大竹将光、伊東黎明、そして2023年のチャレンジドライバーに選ばれた野澤勇翔という5名がステップアップを目指し、若手の“登竜門”FIA-F4で腕を磨いてきた。

 今回募集が行われるのは、彼らに続く“6代目”のチャレンジドライバーだ。東レ・カーボンマジック製のシャシーに、トムス製エンジンを搭載するヘイロー付きの新型マシンが導入される来季に向けては、応募資格が一部緩和された。具体的には、従来は全日本カート選手権やS-FJシリーズ経験者という一定の枠が設けられていたのに対し、2024年度の応募資格は「全日本カート同等の選手権/シリーズ」となっている。これによって、より多くの若手ドライバーに門戸が開かれることとなった。

 車両レンタルをはじめ、運搬費やメンテナンス費用、レースへのエントリー費用にタイヤ、消耗品など各種のサポートが受けられる『FIA-F4 JAPANESE CHALLENGE』の応募期限は11月30日(木)まで。選考対象者や応募手順など詳しくはFIA-F4選手権の公式サイト(https://fiaf4.wordpress.com/)を確認してほしい。