トップへ

クアルタラロ、モルビデリともに好調さを実感「動きが非常にクイックでペースも上がっている」/第18戦マレーシアGP初日

2023年11月11日 07:10  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2023MotoGP第18戦マレーシアGP 初日
 11月10日、2023年MotoGP第18戦マレーシアGP MotoGPクラス初日のフリー走行1回目、プラクティスがセパン・インターナショナル・サーキットで行われた。プラクティスではモンスターエナジー・ヤマハMotoGPのファビオ・クアルタラロは7番手、フランコ・モルビデリは11番手となった。

 3連戦の緒戦となる今大会は、初日からクアルタラロとモルビデリともに好調な走り出しを見せた。午前のFP1の序盤から積極的にアタックし、クアルタアロが5番手、モルビデリが6番手で中盤頃までふたり揃ってトップ10圏内につけていた。

 残り15分を切ると、モルビデリが2分00秒536で2番手につけると、さらに連続アタックで0.481秒縮めてトップに浮上。クアルタラロも0.482秒差で2番手につけ、一時はワン・ツー独占となったが、その後に他のライダーのタイム更新があったことで、モルビデリが4番手、クアルタラロが5番手となった。

 午前の好調さを引き続き維持していたのは、クアルタラロだった。開始早々から1分59秒台をマークしてトップ3につけると、最後は自己ベストを1分58秒399まで縮めて7番手でダイレクトQ2進出を果たした。

 モルビデリも同様に序盤から自己ベストを縮めて、中盤以降までトップ10圏内につけていた。残り5分を切ったあたりから全体のタイムが上がり始めた頃に1分58秒571まで短縮させたが、トップから0.748秒差の11番手にとどまり、惜しくもダイレクトQ2進出を逃す結果となってしまった。

■ファビオ・クアルタラロ(プラクティス:7番手)
「今日は非常に順調だった。プラクティスでこのような好タイムを記録できるとは思っていなかったよ。このコースはいつも、ウイーク初日は路面のグリップレベルが低いけれど、今日は午後からとても感触が良くなり、いいペースで走ることができた」

「明日はライバルたちも速くなると思うから、僕たちもさらに上げていかなければならないね。とくに第3セクターを改善し、大幅なペースアップを目指していくよ」

■フランコ・モルビデリ(プラクティス:11番手)
「マシンが好調に走ってくれました。フィーリングが良く、動きが非常にクイックなんだ。ところが、新品タイヤに履き替えてアタックに臨んだときに、すべての要素を揃えることができなかったため、残念ながら、直接Q2に進むチャンスを逃してしまった」

「ほんのわずかの差だったけれど、Q2進出は今の僕たちにとって重い課題であり、最大の目標なんだ。このところペース自体はかなり上がってきているから、それを順位に反映させなければならない。いいレースをするためには、グリッド前方を確保することがとても重要だね」