井口達也・みずたまこと原作による実写映画「OUT」の公開直前イベントが、本日11月9日に東京・赤城神社で開催され、井口達也役の倉悠貴、皆川千紘役の与田祐希(乃木坂46)、少年院の教官役の大悟(千鳥)、監督・脚本の品川ヒロシが出席した。
【画像】教官役として出演する大悟冒頭、「OUT」のイベントに初参加の大悟は「神社で嘘つくの嫌だから言うけど、30秒くらいしか映画に出てない」と挨拶。そんなわずかな大悟の出演シーンだが、品川は「やっぱり笑えるし、登場は緊迫感もあるしさすが」と称賛する。大悟と共演した倉も「怖いイメージがあったから、こんなに柔らかい方だなんてびっくり」とコメント。大悟が「教官役だから現場では役を入れていた」と役者らしくカッコつけると、「そんなタイプじゃないだろ」と品川にすかさず突っ込まれた。
映画の見どころについて、倉は「アクションが本当にすごい。品川さんが(趣味で)やられてた格闘技が詰められていて、相当見応えあるものになってる」と紹介。与田は「達也と千紘の関係性。初対面から徐々に仲良くなって、最後のほうのセリフは『達也!』としか言ってないぐらい(笑)」と話し、品川が「七色の『達也!』ね」と続ける。
大悟は「やっぱり与田ちゃんの涙のシーン。よく見ると、カメラ側の目からしか涙が出てなかった。これはプロ!」と褒めちぎり、与田を照れさせる。品川は倉と同じくアクションシーンに触れつつ「(元おニャン子クラブの)渡辺満里奈さんと与田ちゃんという、秋元康さんプロデュースのアイドルが世代を超えて一緒にいるというのが僕的にはアツい。昔ちょっと不良だったらしい杉本哲太さんが、ヤンチャな若い子たちを温かく見守っているという構図も注目していただけたら」とアピールする。
イベントでは登壇者たちが、達也のように尖っていた頃の写真をフリップで披露するコーナーも。16、17歳頃の写真を出した品川だが、周りからは「今のほうが若く見える」「証券マンの詐欺師」と言われてしまう。その後は、映画にも出演している15人のヤンキーが登場。与田が見守る中、倉、大悟、品川はヤンキーたちと、映画のヒットを願掛けし綱引き対決を行う。当初はヤンキーたちの勢いに圧倒されていた3人だったが、粘ってなんとか勝利した。
最後、倉は「間違いなく面白い映画です。自信を持ってこの作品を送り出せます」と力強くアピール。与田は「アクションもすごくカッコいいですし、音楽も素敵。友情とか青春もあり、ちょっとだけキュンとします」と述べる。大悟は「この映画を観たら絶対に焼肉が食べたくなると思うので、夕方くらいに行って晩飯にするのがおすすめ」とアドバイス。品川は「ヤンキー映画を普段あまり好まない人でも楽しめるはず」と述べ、イベントは幕を閉じた。
11月17日に公開の映画「OUT」は、品川ヒロシの小説「ドロップ」などに登場する伝説の超不良・井口達也を軸に描いたマンガの実写作品。少年院から出所し新生活を始めた達也が、暴走族・斬人(キリヒト)の丹沢敦司や安倍要と出会い交流を深める様子や、暴走族同士の抗争の中で懸命に更生を目指す姿を描く。
■ 映画「OUT」
2023年11月17日(金)公開
□ スタッフ
原作:井口達也、みずたまこと「OUT」(秋田書店「ヤングチャンピオン・コミックス」刊)
監督・脚本:品川ヒロシ
制作:吉本興業
制作協力:ザフール
配給:KADOKAWA
□ キャスト
倉悠貴、醍醐虎汰朗、与田祐希(乃木坂46)、水上恒司、與那城奨(JO1)、大平祥生(JO1)、金城碧海(JO1)、小柳心、久遠親、山崎竜太郎、宮澤佑、長田拓郎、仲野温、杉本哲太、渡辺満里奈、じろう(シソンヌ)、大悟(千鳥)、庄司智春
(c)2023『OUT』製作委員会