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「威力業務妨害罪にあたるおそれがあります」執拗な匿名電話に老舗商品『アイラップ』アカウントが異例の注意喚起

2023年11月08日 17:21  弁護士ドットコム

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業務が阻害されるほど、匿名の電話がかかってくるとして、食品などに使うポリ袋『アイラップ』のX(旧ツイッター)公式アカウントが「威力業務妨害罪にあたるおそれがある」と異例のメッセージで警鐘を鳴らしている。


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アイラップを製造する「岩谷マテリアル」は取材に応じられないとしたが、SNSでは「大喜利」の投稿をリポスト(リツイート)したからではないかという指摘がされている。



●どんな注意喚起?

アイラップは1976年に発売されたレトロなパッケージと三角形が特徴のマチ付きポリ袋。公式アカウントは11月7日、「【心当たりのある方へ】」という書き出しから始まる投稿をポストした。







「弊社に対し匿名で電話をかけ続けている行為は、威力業務妨害罪にあたるおそれがあります。



対応した複数の部署から報告が上がってきており、会社業務が阻害されております。



SNS投稿の内容も拝見しましたが、怒りの矛先を間違えておりませんか。迷惑行為はおやめください。」



企業アカウントとして商品の紹介やフォロワーと交流する平常時の様子とうってかわった物々しい雰囲気の投稿だったことから、商品のファンも驚きをもって受け止め、ポストは1万以上拡散され、4万以上いいねされている。



●大喜利に関係するトラブルか?

アイラップの公式アカウントはそれ以外の詳細を明らかにしていない。弁護士ドットコムニュースが電話で取材を申し込んだところ、同社は11月8日、取材に対応していないとした。



背景などの詳細を同社から聞くことはできなかったが、SNS上では、ある「大喜利アカウント」の投稿をアイラップが引用リポストしたことをきっかけに、特定のアカウントから執拗な攻撃を受けたのではないかという指摘がされている。



アイラップの公式アカウントは、注意喚起のツイートの数日前、「ラップ」という言葉を題材にした大喜利の投稿をリポストしている。