「毒親」「親ガチャ」など、子どもの成長にとって好ましくない親を揶揄する言葉がある。そんな親のもとで育った子どもはどのように成長し、大人になってどのような親子関係を築いているのだろうか。キャリコネニュース読者から寄せられた声を紹介する。(文:林加奈)
「たくさん意地悪なことを言われたし、されました。褒めてもらった記憶もありません」
40代後半の女性(千葉県/教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収100万円)は、自身の母親と過ごした幼少期について、こう回顧する。
「小さい頃から私が話していることを途中で遮って、最後まで聞いてくれないような母親でした。何をしようとしてもまず否定する言葉を言い、『私のときはこうだった』と、私の話を無視して自分自身の話で終わらせるような人間でした。たくさん意地悪なことを言われたし、されました。褒めてもらった記憶もありません」
つらい幼少時代を経験した女性。その後、結婚して子どもをもうけた。
「長男を出産し、数年後に次男を出産したのですが、数日後に亡くなってしまいました。しばらく立ち直れませんでしたが、再び不妊治療をして長女を出産したときのことです。出産した病院で言われた一言『もう一人産んだら?』。衝撃でした。小さい頃から変わっている人だとはわかっていましたが、どうしてそんなことが言えるのでしょうか。人の傷みがわからないかわいそうな人です。本気で消えてほしいと思いました。」
命がけの出産を終えたばかりの女性に「もう一人産んだら」と言うとは衝撃的だ。しかも女性の場合は不妊治療に励み、長女を授かったわけで……。女性はこのときの経験を振り返り「一生忘れませんし、母親と連絡を取りたくないので、着信拒否しています」と締めくくった。
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