ドゥカティ勢は、ワークスチームからサテライトのMotocorsa Racingに移籍が発表されたマイケル・ルーベン・リナルディが初日2番手。また、2023年のWSS王者に輝き、2024年はSBKに昇格を決めたニッコロ・ブレガ(Aruba.it Racing - Ducati)が、初のドゥカティ パニガーレV4 Rをライドし、2日目はトップから0.278秒差の2番手と好調な走り出しを披露した。
2連覇を達成したアルバロ・バウティスタ(Aruba.it Racing - Ducati)は、初日に転倒があったものの5番手、2日目は7番手となった。また、2019年にドーピング検査の陽性反応が出て、4年間のレース出場の資格停止を科されていたアンドレア・イアンノーネもテストに参加。2024年はTeam GoElevenから参戦するが、2日目に1分39秒335をマークして5番手で終えている。
カワサキ勢はアレックス・ロウズとアクセル・バッサーニ(Kawasaki Racing Team WorldSBK)がテストに参加。レイの後任でドゥカティからカワサキに移籍が決まったバッサーニは、カワサキZX-10RRを初ライドとなったが、初日トップから0.6秒差の3番手につけた。また、2日目に4番手につけたロウズは、2024年に向けてのさまざまな回転数制限においてのテストしていたようだ。
ホンダ勢は2日間で、タラン・マッケンジー(PETRONAS MIE Racing Honda Team)のみの参加となった。マッケンジーは2023年は同チームからWSSに参戦していたが、2024年はSBKに復帰する。鈴鹿8耐でもジョシュ・フック(F.C.C. TSR Honda France)の代役で参戦し、CBR1000RR-Rを乗っていた。そんな彼はマシンの適応に集中し、初日7周のみだったが、2日目は38周をこなして1分42秒110の13番手で終えている。