ビクトル・エリセ監督の映画『瞳をとじて』が来年2月9日にTOHOシネマズ シャンテほか全国で順次公開。日本版ポスターが到着した。ビクトル・エリセは『ミツバチのささやき』や『エル・スール』で知られるスペインの映画監督。『第76回カンヌ国際映画祭』カンヌプレミア部門で発表された『瞳をとじて』は、83歳のエリセ監督にとって31年ぶりの新作長編となる。物語は映画『別れのまなざし』の撮影中に主演俳優フリオ・アレナスが失踪した事件から22年後、当時の映画監督でありフリオの親友でもあったミゲルが事件の謎を追うテレビ番組から証言者として出演依頼を受け、次第にフリオと過ごした青春時代と自らの半生を追想していくというあらすじ。監督のデビュー作『ミツバチのささやき』の主演に撮影当時5歳で抜擢されたアナ・トレントが、かつて失踪した元人気俳優の娘役を演じる。日本版ポスターには、映画館のスクリーンに投影された少女の顔に、元映画監督ミゲルが手を伸ばすシルエットが写し出されている。