ハピネットファントム・スタジオとA24が独占パートナーシップ契約を締結したことが発表された。独占パートナーシップ契約は、A24が製作するなど世界配給権を所有する新作映画について、ハピネットファントム・スタジオが独占的に国内配給を手掛けることなどを盛り込んだもの。両社はこれまでに『ムーンライト』や『ミッドサマー』などでライセンシーとライセンサーの立場で協力し、信頼関係を深めてきた。今回の独占パートナーシップ契約を通じて、ハピネットファントム・スタジオはA24がこれまで手掛けてきた『アカデミー賞』受賞作など数多くの作品を安定的に確保できることに加えて、自社製作映画を含むコンテンツや日本のクリエイターをA24に紹介するなど、映像ビジネスの今後の展開において様々な効果を期待しているという。一方でA24は劇場配給・宣伝のみならず配信、テレビ販売、パッケージ流通などの二次利用の領域まで手掛けるハピネットファントム・スタジオとの独占パートナーシップによって、マーケティング戦略の意思統一とブランディングのさらなる構築が可能だと判断し、今回の契約締結が実現した。ハピネットファントム・スタジオは、新レーベルを立ち上げてA24作品を手掛けることを検討しているだけでなく、今後は映画のグッズなどのA24ブランドのマーチャンダイジングへの拡大、将来的には合作映画の製作や、ハピネットファントム・スタジオが手掛ける日本映画のA24配給による北米・インターナショナル展開、日米の新しいクリエイターとの協業など、さらなる展開を目指しているという。【小西啓介(ハピネットファントム・スタジオ)のコメント】これまでも独創的な作品を数多く生み出してきたA24が今後、どういった作品を手掛けるのか非常に楽しみで、その全ての作品の国内配給を弊社が手掛けることにワクワクしています。またA24とのコラボレーションで日本映画や日本のクリエイターの可能性を拡げて行くことにも大きな期待を抱いています。とにかく一人でも多くのお客様に楽しんで頂けるように丁寧に作品を届けて行きたいと思います。【A24のコメント】ハピネットファントム・スタジオは、A24の設立当初からの素晴らしいパートナーです。私たちは、この関係性が次のフェーズに進むことに非常に興奮しており、日本の観客のみなさんと、より深い関係をともに築いていくことを、とても楽しみにしています。