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佐藤繊維が新生ニットブランド「ラグリー」を始動、パーソンズ出身の5代目がデザイン

2023年10月30日 21:01  Fashionsnap.com

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佐藤繊維が手掛けるブランド「ラグリー」のルック

Image by: ラグリー
 山形県寒河江市の紡績・ニットメーカーである佐藤繊維が、オリジナルブランド「ウェアラブルアーツ(WEARABLEARTS)」をリニューアルし、「ラグリー(lugly)」として再始動する。11月1日に同ブランドの2023年秋冬コレクションを発売し、佐藤繊維が運営するセレクトショップ「GEA」と同社の公式オンラインストアで取り扱うほか、11月4日と5日に開催する東京都世田谷区のセレクトショップ「landscape」でのポップアップを皮切りに、全国各地でポップアップを通した販売を予定している。

 佐藤繊維は、紡績業を生業とする会社として1932年に山形県寒河江市で創業。現在は糸づくりから製品の仕上げまで全ての工程を日本国内で行い、紡績とニット製造のノウハウを90年以上にわたって積み上げてきた。
 今回再始動するブランド ラグリーは、ニューヨークのパーソンズ美術大学でファッションマーケティングとデザインを学んだ経歴を持つ同社の5代目 佐藤徹駿が、自社の職人的なものづくりと、自身が影響を受けてきたスケートボードや音楽などのストリートカルチャーのエッセンスを融合してニットを製作。ブランド名の「ラグリー(lugly)」は、loveを略したスラングである「luv」と不細工を意味する「ugly」から作った造語で、ものづくりの現場で職人たちが毎日油まみれになり、手をボロボロにしながら製作に打ち込む様子など、セーターが生まれる背景にある景色や思いを「醜く愛おしい」という意味を込めた言葉で表現したという。
 ラグリーのファーストコレクションでは、個性豊かな柄や編地、デザインが特徴の6型のニットをそれぞれ2色、2サイズで展開する。価格は税込3万9000~4万9000円。コレクションのヴィジュアルは、ニューヨークで活動する写真家のKana Motojimaが手掛けた。

■ラグリー ポップアップストア会期:2023年11月4日(土)~11月5日(日)会場:landscape所在地:東京都世田谷区深沢3-6-15 ■ラグリー:公式オンラインストア ■ラグリー:公式インスタグラム