血液型で差別されるほど理不尽なものはない。神奈川県に住む30代後半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収150万円)は、
「B型という理由で、若い頃(20代で)働いていた飲食店の店長(50~60歳くらい)からパワハラを受けていました」
と衝撃的な告白をした。(文:永本かおり)
「B型だから気に入らない」「B型だからこういうミスをする」「B型がいない時間が1時間しかなかった」
店長が女性の血液型を知らなかったときは「優しくて、褒めてくれたり、仕事も認めてくれて話も色々してくれて、とてもいい人でした」と振り返る。しかし、女性がB型だとわかると「態度が急変した」そうだ。
「何をするにも『B型だから気に入らない』『B型だからこういうミスをする』と何に対してもB型だからとしつこく言われ嫌がらせのようにされました」
他にも、女性が出勤してロッカーで着替えていたら、
「B型がいない時間が1時間しかなかった」
と店長の声が聞こえてきたという。店長の態度に女性は、
「このまま、また着替え直して帰ってしまおうかと思ったり、 家に帰ってからも親にも何でB型で生んだの?と言ってしまったり、B型の自分がどんどん嫌になっていきました」
と、かなり思い悩んだ様子。
その店長は女性だけではなく、他のB型の人にも同じように嫌がらせをしていたようだ。ある日、女性は店長に「B型の人に何か嫌がらせされたんですか?」と聞いてみたところ、驚きの答えが返ってきた。
「B型の人には何もされてなくて、直接自分が被害を受けるのはAB型の人。でもB型とA型は相性が悪いと聞くからB型が嫌いなんだ!」
そう言い放った店長はA型だった。確かに血液型で相性診断を楽しむ人はいる。しかし、相性診断だけを根拠に人を判断するのはいかがなものか。