理解できない内容で店員を誹謗中傷してくるクレーマーは厄介だろう。愛知県に住む20代後半の男性(サービス・販売・外食)は小売店で働いていたときに、電話で問い合わせてきた男性客について語ってくれた。
客「林檎はあるか?どれくらいのサイズだ?」
男性「ございますよ。サイズはMサイズから取り揃えています」
ここだけ見ると何も変哲のない会話だろう。ところが客はそのあと、
「本当にお前らは馬鹿だな。野球ボールくらいとかで言えるだろ。お前は女みたいなやつだから野球ボールも見たことないだろうな。お前ら話すと本当に疲れる」
と返してきたそうだ。「Mサイズ」の大きさがわからなかったなら、そう素直に聞けばいいものを……。(文:真鍋リイサ)
「私に対する度重なる人格否定や誹謗中傷には思うところがございます」と言い返したら
正式なサイズ表記で伝えたのにもかかわらず、「馬鹿だ」「女みたいなやつ」と電話口で誹謗中傷を受けた男性。
「その後は『青リンゴはまずい。あんなものを食べるのは異常者でそれを販売しているお前も異常者だ』等々、理不尽なお気持ち表明をされました」
ここまでくると、もはや言いがかりだ。男性自身も内心相当な怒りがこみあげていただろう。
「あまりにひどかったので『私に対する度重なる人格否定や誹謗中傷には思うところがございます。警察への相談も視野に入れておりますのでお名前を伺ってもよろしいですか?』と伝えた」
とうとう反撃に出た男性。これにはクレーマーも驚いたらしく、
「一瞬の沈黙の後『馬鹿と話すのは疲れる』と言われ、ガチャ切りされました。すぐにかけ直しましたが、電話に出ず現在まで音信不通です」
最後の最後までムカつくクレーマーであった。
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