わずか30秒で面接が終了したことがあるだろうか。栃木県に住む30代後半の女性(Web・インターネット・ゲーム/年収250万円)は、その経験者である。女性は、
「車椅子利用のため、障がい者雇用の仕事を探していたとき」
にどうにも納得できない面接を経験したという。(文:真鍋リイサ)
「え?車椅子??うちの仕事は車椅子じゃ無理だよ」と言われ
「ハローワークの障がい者雇用専門窓口で、車椅子でも働けそうなところに、とにかく電話で問い合わせてもらっていました」
と語る女性。業務内容によって車椅子では難しい場合もあるが、その際には「車椅子と電話で伝えると、受け入れが難しいところは、その場で断ってくれます」という。しかし、あるとき、
「そのまま書類送ってと言われ、面接まで進んだ企業があったので面接に行くことに」
「なのに、面接会場に入った瞬間、『え?車椅子??うちの仕事は車椅子じゃ無理だよ』と言われ、30秒で面接終了しました」
なんとそのまま追い返されたというのだ。
「電話でも伝えておりますし、履歴書にもきちんと車椅子と書いているし、障がい者手帳のコピーも添付しているので、知らないはずがない」
と憤る女性。履歴書すらちゃんと確認していないということなのか。あまりに雑な対応であるが、その後の対応も信じられないものだった。
「しかも、履歴書を返却すると言っていたのに帰ってこず!ちゃんと確認してから応募しているのに、面接まで行って車椅子だからダメって。さすがに理不尽だと思いました」
面接に出向いた時間と手間も返してもらいたいものだ。
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