近鉄1430系、デコレーショントレイン「高安まなびやま」運行開始へ

近畿日本鉄道は、高安山地域の魅力発信を目的に、高安山の自然や歴史などをデザインしたデコレーショントレイン「高安まなびやま」を11月18日から運行すると発表した。おもに信貴線の河内山本～信貴山口間で運行される。


「高安まなびやま」は1430系1編成(2両編成)を使用し、今夏の一般公募で寄せられた高安山地域の生物や景観の写真・イラストで外観を装飾。信貴山口方の車両は「高安山の自然を感じて、学ぶ」、河内山本方の車両は「高安山の観光を感じて、学ぶ」をテーマにデザインした。

内装は車両の中吊りに一般公募で集まったイラストを掲出し、高安山の自然や観光の魅力を感じられるデザインに。吊り革には高安山に関するクイズを記載するほか、車両の掲示枠や扉周辺には高安山の自然や歴史などを紹介する黒板風の装飾を施す。


運行初日の11月18日、9時35分から大阪上本町駅地上コンコースと9番ホームにて出発式を開催。テープカットと記念撮影を行い、出発式の終了後、大阪上本町駅から信貴山口駅に向けた臨時準急として「高安まなびやま」を運行する。



同日11時から15時30分まで、西信貴ケーブル高安山駅周辺で「高安まなびやま運行開始記念 高安山まつり 秋の陣!!」と題したイベントも開催。キッチンカーや地元の店舗、ハンドメイド雑貨等が集まったマルシェを行うほか、近鉄電車・近鉄バスのグッズも販売する。（佐々木康弘）