いくら仲の良い相手でも、人の友人関係にまで口出しするのは余計なお世話と言わざるを得ない。宮城県の30代前半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収300万円)は、
「男が絡むと女の友情は脆くなるというけども、彼氏ならぬ男友達との関係に口を出されて絶縁した友人がいます」
と明かす。女性は3人の関係性について、
「大学のサークルの同期として出会った私たち3人。女子校出身仲間の友人とは入部直後からずっと、男友達とは2年生になってから共通の趣味があることがわかって仲良くなりました」
と説明する。絶縁のきっかけになったのは、友人の「(男友達)と付き合わないの?」という言葉だった。(文:福岡ちはや)
「男性と友達で止まってられるわけがない」と一点張り
男友達との関係に口出ししてきた友人に、女性は「あの人とは友達。それ以外の気持ちはないよ」と返した。実は、女性は男友達から「恋愛対象は同性」と打ち明けられており、それをわかったうえで親しい友人として付き合いを続けていたのだ。
しかし、そのことを知らない友人は納得せず、「男性と友達で止まってられるわけがない」と一点張りだった。「一向に交際に発展しない私と男友達の関係を気に食わなかった」ようで追求が続くも、「男友達の性的指向をバラすわけにはいかない」とかわし続けた女性。最終的に一度キツめの注意をして、どうにか友人の攻撃から逃れることができたという。
ところが友人はそれでも懲りず、次は男友達を追及のターゲットにしたのだった。
「友人の攻撃で一時男友達がサークルに来れなくなったので、いろいろ察してしまいました。結局、私と男友達がサークルの先輩に相談して、先輩が友人を叱ってくれたのでことは収まりました」
腹立たしいことに、友人は女性にも男友達にも謝らないまま、留学を理由にサークルから逃げ出したそうだ。女性は友人が帰国しても一切口を聞かずに大学を卒業し、就職後は連絡先を変え、現在の絶縁状態に至った。
友人の一連の行動は今でも女性のトラウマになっているようで、女性は、
「女子校出身といえど、高校のみ女子校だった私と中高女子校だった友人とは、根本的な考えが違ったのも仇でした」
「幸い男友達とはこの件で関係が壊れることはなかったのですが、元友人のせいで女子校歴が長い人を信用できなくなったおまけがついたのが悲しいところです」
とこぼしていた。
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