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ツバキなどのファイントゥデイが同社初のシャンプー&トリートメント発売 1000円台のプレミアム市場で

2023年10月24日 16:41  Fashionsnap.com

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  ヘアケアブランド「ツバキ(TSUBAKI)」などを展開するファイントゥデイが、ファイントゥデイとなって初のオリジナルヘアケアブランド「プラストゥモロー(+ t m r)」を2024年2月にローンチし、1000~1500円を価格帯とするプレミアムヘアケア市場に参入する。シャンプー、トリートメント、ヘアセラムを揃え、ローンチを前に11月1日から全国の@cosme STOREおよび@cosme SHOPPINGで先行販売する。

 ファイントゥデイは、ファイントゥデイ資生堂として2021年7月に資生堂からツバキのほか、「ウーノ(uno)」や「専科」などのパーソナルケア事業を引き継ぎ、2023年1月1日に現社名に変更した。自律したメーカーとして企業価値向上を加速し、今年7月にはパーソナルケア製品のR&D施設「ファイントゥデイ ビューティーイノベーションセンター」を開所。技術開発、生産、販売に至る一貫したビジネスシステムを構築している。今回、「ヘアケアカテゴリーNo.1を獲得したい」(ブランドマネージャー堀内明子氏)という思いから、これまで同社として展開がなく、また市場で活況を呈しているプレミアムヘアケア市場への参入を目指し、商品開発に着手した。
 開発にあたり、10~40代の女性約800人を対象にした独自調査から、コロナ禍を経てSDGsへの興味関心やエシカル志向といった、物事の「本質」を求めるニーズが加速しているとし、消費行動においても「もの」ではなく「こころ」の豊かさを求める傾向にある分析。髪に対する意識調査では、肌に比べて価値追求意識が低いことに加え、髪の80%をタンパク質が占めているという本質は理解しつつも、ヘアケアにタンパク質を取り入れる人は少数で、うるおい成分を補う傾向にあるとした。
 この2つの結果から、特別なケアではなく毎日のケアで髪悩みへ本質的にアプローチできる製品を開発。ダメージを受けた髪の「空洞化」に対応するため、タンパク質に着目。タンパク質の元となるアミノ酸で、空洞化によって成分が流れ出る状態の髪を「満たして補修」し、同時に成分を「抱え込める」状態へと導く。またネイチャープロテインCP処方(補修、加水分解コンキオリン・アミノ酸<リシンHCl>・アミノ酸由来成分<ジラウロイルグルタミン酸リシンNa >)を採用し、ナノメートルのタンパク質の最小単位までアプローチ。「弾性のある」状態へ。タンパク質の最小単位から構成される毛髪の、弱まった毛髪内結合をサポート。髪の「構造を支え」て切れにくい状態を叶える。
 ブランド名は、「素晴らしい今日、そして明日を共に積み重ねたい」という願いを込め、プラス(plus)とトゥモロー(tomorrow)の造語から名付けた。アイテムは、ネイチャープロテイン CP 処方を搭載した、シャンプー「プラストゥモロー スムース シャンプー」(470mL 税込470mL・詰め替え400mL 同1200円 ※いずれも編集部調べ)、トリートメント「プラストゥモロー スムース トリートメント」(470mL 税込470mL・詰め替え400mL 同1200円 ※いずれも編集部調べ)に加え、ミルクタイプの夜用オイルin美容液「プラストゥモロー オーバーナイト ヘアセラム」(80mL 同1400円※編集部調べ)の3種。心を満たすようなフレッシュフローラル調で心地よい毎日に香りにも拘った。パッケージは、「彩雲」をイメージした心が弾むデザインを採用。またシャンプー・トリートメントの本体ボトルに約66%にリサイクル PET を使用するなど、環境へも配慮した。
 堀内氏は「プレミアムヘアケア市場で、空洞化にアプローチするブランドも多く登場しているが、プラストゥモローは空洞化を満たして補修し、さらに抱え込む状態で、頬ずりしたくなるほどのやわらかな髪へと導くアイテムで差別化を図る」と意気込む。
 なお、2月の全国発売に先駆け2会場でポップアップを開催する。11月16日から19日までヘルツシブヤ(Hz-Shibuya)で、29日から12月5日まで@cosme TOKYOで実施する。
 ヘルツシブヤの会場には、ダメージを受けた毛髪内部で起きている穴が空いた状態をイメージしたエリア「ぼこぼこ髪ゾーン」と、プラストゥモローによる髪の本質ケアによってダメージが目立たなくなった髪をイメージした「みっちり髪ゾーン」を用意。ぼこぼこ髪ゾーンでダメージヘアについて学びを深めた先には、みっちり髪ゾーンが出現しその技術力の高さを実感できる。そのほかギフト用サンプル配布や、その日の晴れやかさを占うおみくじ「みっちりくじ」などのコンテンツを提供する。
 ブランド統括本部の新カテゴリーBU 新プレミアムBGブランドアソシエイトの杉村美緒氏は「今回のイベントは、来年2月の全国発売に向けブランド認知を高めることが最大の目的。これら施策により、レッドオーシャンであるプレミアムヘアケア市場で存在感を発揮したい」と語った。今後は「指名買い」されるようなブランドを目指し、コアターゲットとする20~30代に人気のインフルエンサーと共にプロモーションを行うという。

■プラストゥモロー:公式サイト