この中でもっとも多い4台のマシンを走らせるTOYOTA GAZOO Racing WRTは、ドライバーズタイトルを争うカッレ・ロバンペラとエルフィン・エバンスのレギュラー2名とベテランのセバスチャン・オジエ、さらに非ワークスノミネートでTGR WRCチャレンジプログラムからの参戦となる勝田貴元を出場させる。これは今週末ドイツとチェコ、オーストリアの3カ国で開催される『セントラル・ヨーロピアン・ラリー(CER)』と同様のドライバーラインアップだ。トヨタとしては、2022年に逃した母国での勝利を是が非でも勝ち取りたいところだろう。
さらにナショナルクラスのJRCar1にも日本勢が多数エントリーしており、貴元の父である勝田範彦とTOYOTA GAZOO Racing WRJのチームメイトである眞貝知志が、それぞれ同チームのトヨタGRヤリスで参戦する。また、新井敏弘はSUBARU TEAM ARAIから新型スバルWRX S4で、トヨタGRヤリスを走らせるウェルパイン・モータースポーツからは元SKE48の梅本まどかが村田康介のコドライバーとして出場予定だ。2020年のJRCチャンピオン新井大輝はプジョー208ラリー4を駆りRC4クラスからの参戦となっている。
JRCar3クラスでは今年も軽自動車のラリーカーが登場。D-SPORT HALFWAY RACING RALLY TEAMのダイハツ・コペンGRスポーツがクラス2連覇に挑戦する。