最近では、マッチングアプリを利用した婚活が当たり前になっているが、少し前までそうしたアプリはなく、結婚相談所が主流だった時代があった。茨城県に住む50代後半の女性(事務・管理/年収200万円)は、30代のときに周囲に内緒で結婚相談所に入会。そこで起きた出来事を振り返っている。(文:林加奈)
「たぶん墓場まで持っていくかと」
女性が登録した結婚相談所で紹介された相手は、偶然にも男友達だったという。
「相互マッチングのため、相手にも私が紹介されているはず。データマッチングでは苗字は明かされませんが、下の名前は本名で紹介されます。友達の名前はありふれた名前ではないうえ、年齢や職業が一致しているので間違いなく。私は、あまりみんなが持っていない資格持ちのため、年齢と名前とその資格ですぐにわかると思います」
双方とも相手のことを特定できる状況だったようだ。その後、マッチングには至らなかったらしい。
「お互いの暗黙の了解で、その後の飲み会やら何やらで顔を合わせても一切その話に触れることはなく、たぶん墓場まで持っていくかと。今はお互い結婚していますが、20年以上年賀状のやりとりは続いています。私はその結婚相談所で知り合った人と結婚しましたが、彼の方はわかりません」
ちなみに、その男友達とは合コンで知り合い、すぐに連絡先を交換。お互いの友達を誘って飲み会や旅行に行くほどの仲だったという。それほど親交を深めた仲だったにもかかわらず、お互いにほかの人と結婚した。
「相互マッチングで紹介されたくらいだから案外相性は良かったのかもしれませんが、友達以上にはならなかったです」
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