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スタジオポノック最新作「屋根裏のラジャー」に寺尾聰と杉咲花の出演が決定

2023年10月23日 05:02  コミックナタリー

コミックナタリー

「屋根裏のラジャー」追加キャストとキャラクター。左から寺尾聰、老犬、杉咲花、オーロラ。
スタジオポノック最新作「屋根裏のラジャー」の追加キャストとして、寺尾聰と杉咲花の出演が発表された。

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寺尾が演じるのは、物語を牽引する重要な役柄・イマジナリの老犬。アニメーション映画への参加が初めてとなる寺尾は「初めての仕事でしたが百瀬監督や西村プロデューサーなどベテランの方たちから教わることが沢山あると思い、安心して寄りかからせて頂きながら、とても良い温度感を貰ってアフレコさせていただきました」とコメントした。スタジオポノック第1作の「メアリと魔女の花」で主人公・メアリを演じた杉咲は、謎に包まれたオーロラに声をあてる。杉咲は「大胆さと線の細さのどちらもを心に、まだ行ったことのない魅力的な惑星のなかへ、えいやっ と踏み出していくような時間でした」と収録を振り返った。西村義明プロデューサーの2人についてのコメントは記事末に掲載している。

12月15日に公開される「屋根裏のラジャー」は、「メアリと魔女の花」のスタジオポノックが手がける約6年ぶりの新作長編アニメーション。イギリス文学協会賞などを受賞したA.F.ハロルドの小説「The Imaginary」を原作とするファンタジーで、想像から生まれたイマジナリーフレンドたちによる人間には決して見えない大冒険が繰り広げられる。監督はスタジオジブリ出身の百瀬義行が務める。

■ 寺尾聰(老犬役)コメント
アニメーションに声を当てるということが、俳優人生で初めての経験でした。
自分の声を出したときにそのキャラクターに一体化しているかどうか、アニメーションの中のキャラクターに命を与えられるかどうかとても責任重大で、難しくて怖がってこれまでアフレコのお仕事を一切やってこなかったのですが、今回オファーをいただいて、西村プロデューサーからいただいた映画の資料を拝見したとき、凄く素敵な話で引き込まれるものがあり、やってみたいと素直に思いお引き受けしました。
初めての仕事でしたが百瀬監督や西村プロデューサーなどベテランの方たちから教わることが沢山あると思い、安心して寄りかからせて頂きながら、とても良い温度感を貰ってアフレコさせていただきました。
後は映画をご覧になって頂く皆さまが、楽しんで喜んで帰ってくれるかなと、ワクワクして期待しています。

■ 杉咲花(オーロラ役)コメント
大胆さと線の細さのどちらもを心に、まだ行ったことのない魅力的な惑星のなかへ、えいやっと踏み出していくような時間でした。
参加することができて嬉しかったですし、一人の観客としてもとても楽しみです。

■ 西村義明(プロデューサー)コメント
ラフな格好でスタジオに入り、「うまくできるかな、俺。ま、やってみるよ」と微笑みながらアフレコブースに入っていった寺尾聰さんでしたが、その第一声が発せられた瞬間、スタジオ内が静まり返りました。そこにいた全スタッフが息を飲む、素晴らしい声の芝居。寺尾さんの声は、この映画に隠されたもう一つの物語を浮き彫りにしていきます。
杉咲花さんは、「思い出のマーニー」では第三のヒロイン・彩香を、「メアリと魔女の花」ではヒロイン・メアリ役を演じていただきました。日本映画界で唯一無二の存在感を有した俳優である杉咲さんに、この映画で最も特殊なオーロラ役をお預けしたかった。彼女の声が発せられた時、映画は予想外の展開に引き込まれていきます。想像の友だち《イマジナリ》の人生を感じさせる、日本を代表する俳優・声優陣の素晴らしい声の演技に、ぜひご期待ください。

■ 「屋根裏のラジャー」
2023年12月15日(金)全国東宝系にて公開

原作:A.F.ハロルド「The Imaginary」(「ぼくが消えないうちに」こだまともこ訳・ポプラ社刊)
監督:百瀬義行
プロデューサー:西村義明
制作:スタジオポノック
製作:「屋根裏のラジャー」製作委員会
配給:東宝

□ キャスト
ラジャー:寺田心
アマンダ:鈴木梨央
リジー:安藤サクラ
エミリ:仲里依紗
オーロラ:杉咲花
ジンザン:山田孝之
ダウンビートおばあちゃん:高畑淳子
老犬:寺尾聰
ミスター・バンティング:イッセー尾形

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