お酒は飲める人と飲めない人がはっきり分かれるというが、飲み会で大切なことは両方が気分よく過ごせることだろう。東京都に住む40代前半の女性(医療・福祉・介護/年収400万円)は、10年ほど前に絶縁を決意した飲み会でのエピソードを語ってくれた。
「同世代の友人で、もうすぐ10年くらい経つと思いますが、2人で飲みに行った日のことです。彼女がお店を指定してきてお酒を飲みながら食事もしました。私は元々お酒が強くないため、自分のペースで飲んでも2杯、一方彼女はお酒に強く大好きで飲むペースも早く、飲みたいお酒を次から次へとオーダーしていました」
と振り返った。(文:真鍋リイサ)
「あの日から彼女とは疎遠になりました」
その友人は「独りでお酒を飲みに行きSNSにアップするくらいのお酒好き」だったという。それでも女性も途中までは楽しい時間を過ごしていたのかもしれない。しかしいざお会計となったときに、絶縁を決意する出来事が起こってしまった。
「飲んだ量が明らかに違いましたが、何も言わずに割り勘……」
友人は女性がお酒に弱くあまり飲めないことを知っていたというが「飲み過ぎだったのでしょうか。何の気遣いもなく彼女が飲んだ分は私が出す流れとなりました」とモヤモヤが残ってしまった。
「彼女は『二次会もいこう!』と楽しそうでしたが……私は『二次会でも同じようなことが起こるのはたまったもんじゃない!』と思い、明日が早いからと適当に理由をつけて別れました」
二次会でも飲んでいない分も払わなければいけないとなると、腰が重くなってしまうのも納得だ。
「お酒を楽しく飲むのは良いことですが、人のお金でお酒を飲んでいることには気づいてほしいなと思い、あの日から彼女とは疎遠になりました」
飲む人も飲まない人も、気持ちよく過ごせる飲み会がいいだろう。
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