職場のトイレへの不満が退職理由になることもあるかもしれない。福岡県に住む40代前半の女性(事務・管理/年収200万円)は、職場のトイレで苦労した経験を明かす。(文:永本かおり)
「女性トイレは2階の事務所内にあった。正確には事務所内にある小さいキッチンの入口に設置されていた」
この事務所には8人おり男性社員もいた。ちなみに、男性トイレは1階の倉庫にあったという。逆だったらよかったのに、と思う女性社員は多かっただろう。
使用済みの生理用品が金曜日まで放置されるのが嫌で、持ち帰っていた
女性がトイレを使用していると、男性社員はキッチンに入ってこないが、女性は「黙々と皆さんが仕事しているときにトイレを利用するのが非常に恥ずかしく、つらかった」という。
「トイレから出た瞬間、マグカップを持って男性社員がキッチンにお湯を入れにきたことがあり『トイレ長い、やっと出てきたよ』と心の声が聞こえてきそうだった」
このような出来事から、「ゆっくりトイレができず、大のときは昼休みまで我慢して近くの駅に駆け込んだりしていた」そうだ。
生理のときも苦労していたという。「ゴミの収集は金曜日のみで、月曜日に使用済みのナプキンがでた場合、金曜日まで放置されることになる」とのこと。
「『気になるなら蓋付きのゴミ箱へ』とお局に言われたが、蓋付きのゴミ箱はキッチンにある。男性社員も使用するし、そんなところに捨てることもできず、ジップ付の袋を購入して持ち帰ったことがある」
非常に居心地の悪いトイレであることがわかる。トイレだけが理由ではないかもしれないが「短期で退職した」と書いている。
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