つらいときはそばで寄り添い、うれしいときは共に喜んでくれる友達は貴重な存在なのかもしれない。そんな風に考えさせられるエピソードが30代後半の女性(東京都/事務・管理/年収300万円)から寄せられた。(文:林加奈)
女性は2度目の結婚を機に「大学時代から10年来の親友だと思っていた人と絶縁しました」と綴っている。
結婚式の感想は「暑かった」
「1度目の結婚を決めたときも特に『おめでとう』や喜びのメッセージがないまま、とりあえず結婚式には参加してくれました。式が暑い地域だったので、結婚式の感想は『○○県は暑かった』と言われ、当時から『あれ?』とは思っていましたが、目をつぶっていました」
その後の結婚生活は波乱なものとなった。
「初っ端から全くうまくいかず、元夫のモラハラDVや職場の訴訟レベルのパワハラと重なって、精神的に参っていた」
という女性に、寄り添ってくれたのはその友人だった。「数年後、離婚することになり、そのときも相談に乗ってくれたので親友だと思っていた」そうだ。
病気になったとSNSに書き込んだら、即座に「大丈夫?」とDMが
友人はその当時、ずっと独身で交際相手とも長続きしない様子だったが、女性は離婚後、すぐに現夫と出会い、トントン拍子で婚約まで話が進んだ。それを彼女に報告すると
「なぜかキレられて、まともに話を聞いてくれませんでした」
という。
女性はその後再婚したが、「彼女とは疎遠にしよう」と決めていたので、結婚報告はしなかった。女性の再婚を素直に喜べない友人なのだから、疎遠になろうとした女性の判断は賢明だろう。しかし、思わぬタイミングでまたその友人から連絡が来た。
「結婚直後に子宮系の病気が発覚し、子どもが望めない可能性があり、結婚生活も不安だと鍵アカウントのSNSに書き込むと即座に『大丈夫?』とDMが。このとき、改めて『この人は自分より不幸な人を身近に置いて“自分の方がマシ”と安心したいだけなんだな』と気づきました」
その後絶縁し、別の友人にこの話をしたところ、
「『幸せなときに一緒に喜んでくれない人は友達じゃない』と言われ、その通りだよなあ……と感じました」
と、納得のいく一言を言われたという。なお、その後女性の病気は回復し、現在は2児の母になったとのことだ。
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