栃木県に住む30代前半の男性(サービス・販売・外食/正社員・職員/年収350万円)は、二つのコンビニで10年ほど働いた経験を振り返り、
「コンビニって9割はブラックだ」
と語る。
一つ目のコンビニでは、出社日数は20日程度だったが、労働時間は1日8時間に加え「拘束時間」が6時間以上もあった。長時間労働にもかかわらず「給与は固定で15万円」だったといい、破茶滅茶なシフトに耐えきれずバックレたそうだ。そして1年後、今度は知人のツテで、大手コンビニチェーンのフランチャイズ店舗に就職したという。ところが……。(文:國伊レン)
有休消化しようとしたら「君に使う義務はあるけど決めるのは俺だ!」
「最初のうちは常識的なオーナーだと思っていたけど、後になって結構なモンスターでした。5年半働いたのもよく我慢できたな……」
と回顧する男性。
オーナーは「もっと働け!」などと罵ってくる「言葉のパワハラがうんざりするくらい沢山」のとんでもない人物だったそうだ。腰痛があった男性に、
「ぎっくり腰などで労災は使えない。骨折レベルまでいってやっと使えるのが労災だ!と。言葉そのままではないけど、そんなこと言ってた」
などと、思いやりのない言が日常的に発せられていたという。
一方で「給与は良かったほう」だったが、数々の理不尽に耐えかねて辞めることにした男性。1か月前にオーナーに伝え「有休があったはずなので使いたい」と申請したところ、
「君に使う義務はあるけど決めるのは俺だ!」
などと、わけのわからないことを言ってきたそうで呆然としたという。
「辞めて色々書類など請求したけど、未だに源泉徴収票を送ってきてません」
と、怒りを通り越して呆れた様子。
完全にブラックな職場であるにも関わらず、それを是正しようともしないコンビニ本社にも問題があると指摘した。
男性はコンビニを辞めたあと「きちんとした会社」に就職することができたという。現在は飲食店の店長をしているそうで、多少の不満はあるものの「やりがいもある会社で働いてます」と概ね満足しているようだ。
その一方で、二つの店舗で10年も働いたコンビニについて、
「何で早くやめなかったんだろう?と不思議ですが、多分一種の洗脳なんだと思う」
と振り返る男性。コンビニの仕事の過酷さがひしひしと伝わる投稿だった。
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