Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチームからWRC世界ラリー選手権に参戦しているピエール-ルイ・ルーベは、経験豊富なニコラス・ギルソウルとのペアを解消することをSNS上で明らかにした。
今シーズン、最高峰カテゴリーでフォード・プーマ・ラリー1をドライブする26歳のフランス人ドライバーは、ティエリー・ヌービル(ヒョンデ・シェル・モビスWRT)の元コドライバーであるギルソウルとともに、自身初となるトップクラスでのフルシーズンを戦ってきた。
しかし、今季2023年のイベントが『セントラル・ヨーロピアン・ラリー』と『ラリージャパン』の残りふたつとなるなか、ルーベはギルソウルとの関係の終了を報告する投稿を10月13日(金)にソーシャルメディアで行った。
ルーベは自身のInstagram(@pierrelouisloubet)で次のように綴っている。
「コラボレーションを成功させるという共通の決意があったにもかかわらず、僕たちの道は予想以上に早く分かれることになった」
「WRCでの最初のフルシーズンであなたがもたらしてくれた経験は、この先何年も宝物になるだろう」
「この先のギルソウルの成功を祈っている」
現在はマルティン・ウィダグとペアを組むヒョンデの“エース”とともにWRCで通算13勝を挙げ都合43回表彰台に立ったギルソウルだが、ルーベとは同じようなインパクトを与えることができなかった。Mスポーツ・フォードのプーマ・ラリー1でコンビを組んだルーベ/ギルソウル組のシーズン最高位は、第2戦スウェーデンと第8戦エストニアでの総合6位だった。
なお、19日時点でギルソウルの後任コドライバーは明らかにされていない。