Text by CINRA編集部
映画『ビヨンド・ユートピア 脱北』が来年1月12日にTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開。特報映像と場面写真が到着した。
同作は、『シティ・オブ・ジョイ ~世界を変える真実の声~』を手がけたマドレーヌ・ギャヴィン監督によるドキュメンタリー映画。韓国で脱北者を支援するキム・ソンウン牧師が、北朝鮮から中国へ渡り山間部で路頭に迷うロ一家に助けを求められ、各地に身を潜める50人以上のブローカーと連携し、中国、ベトナム、ラオス、タイを経由して亡命先の韓国を目指す総移動距離12,000キロメートルの脱出作戦を実行するさまを捉える。
スマートフォンや折りたたみ式携帯電話で撮影された映像に再現シーンは一切なく、撮影は制作陣のほか地下ネットワークの人々によって敢行。一部の詳細は関係者の安全のために伏せられている。2023年の『サンダンス映画祭』でUSドキュメンタリー部門観客賞を受賞。
特報映像は、国境を越えたものの中国の山間部であてもなくさまよい途方に暮れる家族が、脱北の支援者であるキム・ソンウン牧師とコンタクトを取るところからスタート。彼らがいるエリアは非常に危険であり一刻も早く救出をしなくてはならない、と牧師は言う。
協力者たちによって撮られた場面写真には、祖母に語りかける母の姿、幼子を背負っての山越え、根を掴み必死に這い上がろうとする者とそれを照らす者の姿が写し出されている。
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