過酷な環境で働いていると、体力も気力も削られていく。20代前半の男性(販売・サービス職)は「この会社やめよう」と思ったことがある。「就職サイトに書かれている内容が嘘だった」と怒った様子で、その会社での出来事を綴った。(文:永本かおり)
まずは「残業時間」についてだ。元々、就職サイトには「月の平均が28時間」と一般の会社より多い程度で書かれていた。しかし、実際は……。
会社指示のセールス目標が異常に高く、達成しないと給料から引かれる
「毎月40時間以上が当たり前で、その時間を超えると、給料が減額される。しかも、会社からは、20時間以上の残業は禁止とされているが、一日の仕事量はとんでもなく多く、一人として、それを守れる人がいない」
「一番酷かったのは、研修期間中は残業(代)が一切出なかったことだ。その期間が1年間あったが、みなしを含めて毎月40時間以上残業をしている」
就職サイトにあった「月の平均が28時間」が真っ赤な嘘だっただけでなく、1年間も研修を理由に残業代が支払われなかった。これは相当堪えただろう。
その他には「会社指示のセールス目標が異常に高い」ことも明かしている。たとえその目標を達成しても、「雀の涙程度の賞与しか貰えず、達成しなかった場合は、給料から天引きされる」そう。これではやめたくなるのもわかる。
数々の苦労を重ねてきた男性。仕事も大切だが、健康も大切である。無理をし過ぎないよう祈るばかりだ。
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