男女平等が騒がれる世の中だが、未だに男女によって仕事に区別をつける職場はあるようだ。40代前半の女性(東京都/クリエイティブ/年収100万円未満)は、「女性だけが当番制」というルールがある職場でのエピソードを綴った。
「始業時間の30分前に出社させられた。コピー機や共有パソコンの電源を入れる。コピー機のトナーが少なければ補充する」
当番に課せられた業務はこの他にもあったというから驚きだ。(文:長田コウ)
12時から1時には電話当番も
「ドリンクサーバーを掃除する」
「前日のカップなどを洗う」
「全員の机を雑巾で拭く」
これら一連の流れが、当番の仕事だった。「雑巾で机を拭くのに抵抗があった」女性は、「席に人がいる場合には、拭きますか?と聞いてから」拭くという配慮もしていたそうだ。
それらだけでも大変だろうに、昼にも当番の仕事があったのだ。
「ランチタイムの12時から1時は、電話当番もしなければならなかった。もし仕事でその時間に外出する場合には、事前に別の女性と交換しておかないとならないのが面倒だった」
そんな過酷な当番は、「月に2、3回」だったというが、女性にとっては嬉しい面もあったという。
「一つ良かったのは、当番の日は定時の30分前に帰れたこと。その日は絶対に残業しないようにして、買い物したり、デートしたり」
と、当番のために費やした時間を取り戻すかのように、思い思いの時間を過ごしていたのだろう。
「当時は女性だけ理不尽だなと思っていたが、今振り返ると、それなりに楽しくやっていた」
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