11月2~4日にバーレーンのバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われる2023年WEC世界耐久選手権第7戦に、ハイパーカークラスのフロイド・ヴァンウォール・レーシングチームからライアン・ブリスコーが参戦することが決定した。
同チームは第3戦スパまでジャック・ビルヌーブを、第4戦ル・マンまでトム・ディルマンを起用し、4号車ヴァンウォール・バンダーベル680を走らせていた。第5戦モンツァと第6戦富士ではジョアオ・パオロ・デ・オリベイラがエステバン・グエリエリ、トリスタン・ボーティエの2名に加わっていたが、バーレーンでの最終戦はスーパーGT最終戦とバッティングしていることから、9月26日に発表された暫定エントリーリストでも、デ・オリベイラの箇所は未定とされていた。
なお、ブリスコーがヴァンウォール・バンダーベル680をレースで走らせるのは今回のバーレーンが初めてとなる。
「2023年の世界耐久選手権最終戦で、このチームに加わることができることを嬉しく思う」とブリスコーは述べている。
「この機会を与えてくれたドクター・コリン・コレスに感謝するとともに、バンダーベル680での僕にとっての初ラップを楽しみにしている」
ブリスコーがWECのグリッドへと戻るのは、今年のル・マン24時間にグリッケンハウス・レーシングから参戦して以来のこととなる。また、2021年のWECデビュー以来、グリッケンハウス007LMHのステアリングを握ってきたブリスコーにとっては、グリッケンハウス以外のチームからWECに出場するのも初めてだ。
「ライアンはプロトタイプ・レーシングカーで多くの経験を積んだ優秀なドライバーだ」とチームオーナーのコレス。
「エステバン、トリスタン、ライアンと、2023年のWECシーズン最終戦に向け、我々には強力な布陣が整った」