好スタートを切ったのはポールシッター中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)。岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)が背後につける。オープニングラップで順位と入れ替える2台。バックストレートで岡本が前に出るが、シケインで中須賀が首位奪回。2周目の1コーナーで再び岡本が前に出る。
最終シケインでは、中須賀と岡本がまさかの接触し転倒。それにより水野がJSB1000初優勝を飾った。清成が2位、津田拓也(AutoRace Ube Racing Team)が3位表彰台を得た。岡本はフィニッシュライン不通過ではあるが完走、中須賀はMFJ国内競技規則 付則3 3-2-5の危険な走行により失格となった。
■水野涼/Astemo HondaDream SI Racing(レース1:優勝) 「前の2台が転倒しての優勝なのでラッキーではありますが、素直にJSB1000初優勝はうれしいです。いいアベレージタイムを持っているという手ごたえはあったので、決勝は落ち着いて戦いたいと思っていました。序盤に少し雨がぱらついていたので想定タイムよりもペースが落ちていたし、ヤマハファクトリーに前に出られると離されると思ったので、1周目から攻めていきました」
■津田拓也/AutoRace Ube Racing Team(レース1:3位) 「前の4台に離されて何もすることができませんでした。途中で名越選手に抜かれたけれど抜き返して、できることをやった結果3位を獲得することができました。チームにとってもよかったと思っています。できることはやり尽くしたので、この結果を素直に喜びたいです」