10月14日、大分県のオートポリスで2023スーパーGT第7戦『AUTOPOLIS GT 450km RACE』の走行がスタートした。初日午前に行われた公式練習では、GT500クラスは37号車Deloitte TOM’S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)、GT300クラスは2号車muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響/加藤寛規)がトップタイムを記録している。
セッションの序盤はクラスによって走行状況が分かれ、GT500は1周のチェック走行完了後にピットに戻るマシンが多数を占める。一方GT300は多くのマシンが周回を重ねていく状況に。そんななか開始から10分ほど、最終セクターのさよりんブリッジ後の左コーナーで52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GTがグラベルにストップしてしまい赤旗が提示。52号車にダメージなどはなく、車両回収のための一時中断を挟んだ後、9時41分にセッションが再開された。
その後は路面がほぼ乾いたことで大きなアクシデントなくセッションが進む。開始から1時間経過時点のGT500は16号車ARTA MUGEN NSX-GTが1分32秒658でトップ、2番手に37号車Deloitte TOM’S GR Supra、3番手に36号車au TOM’S GR Supra、4番手に100号車STANLEY NSX-GTが続く。その100号車は、今戦が本格的なGT500デビューとなる木村偉織が多くの時間をドライブしており、ピットに戻ってきた際にはパートナーの牧野任祐がコックピットに座る木村に対して熱心にアドバイスを行うシーンも見られた。
GT300のクラストップは1分43秒475を記録した2号車muta Racing GR86 GTとなり、2番手に61号車SUBARU BRZ R&D SPORT、3番手に序盤グラベルストップがあった52号車が続き、GTA-GT300規定車両がトップ3に。両クラスともブリヂストンタイヤ装着マシンが上位を占める展開で公式練習は後半へと突入していく。