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Onの最新シューズを前モデルと見比べたら「だいぶ」違っていた

2023年10月13日 06:01  マイナビニュース

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
ランニングシューズから始まり、今では日常使いするライフスタイルブランドにもなった感のあるスイスのON。同社の新作モデルの内覧会に立ち会えたので、気になるシューズを紹介したい。

○スピードを求めるランナーへ



アパレル含め多岐にわたる同社の製品だが、やはり原点であるランニングシューズが注目だろう。今回、アップデートされた第4世代「Cloudflow 4(クラウドフロー 4)」(1万8,480円)が10月5日より発売されている。


大きく変わったのがミッドソールで、同社の代名詞である「CloudTec(クラウドテック)」が大きくなっている。



PR担当の北井健人氏は「『すべてのランナーにスピードを』がスローガンで、タイム、結果を求めるランナーが履ける一足になったと思います」とその特性を話す。


元々同社はシューズを「サブ~」というカテゴリーで区分せず、その時に本人に合ったシューズという考え方ではあるが、その中でも「より速く」という捉え方ができるモデルだと説明してくれた。



レーシングシューズ「Cloudboom Echo 3(クラウドブーム エコー 3)」ほどレース仕様ではなく、また厚底シューズ「Cloudmonster(クラウドモンスター)」は走りを楽しんだり、長い距離を走ったりする時のパートナーに。



そして本シューズは前述のように速さにこだわる全ランナーに向けたもの、そんな位置付けのようだ。

○一目でわかる変化



もう少し前モデルとの違いを見てみたい。写真の左が前モデル、右が新モデルとなる。

クラウドテックは並べてみると一目瞭然。大きさ、それに伴う個数の違いが明白だろう。またヒール構造も変わっており、履き口を快適にし、ホールド力も向上したそうだ。


さらにアッパーがクラウドブーム エコーと同素材のハイテクウーブンアッパーが採用され、優れた通気性という特徴、100%リサイクルポリエステルとなっている。


○アパレルにも細かいこだわりが



ランニングから普段使いできるライフスタイル系のアパレルまで展開する同社。シューズと同時に「Challenger Jacket(チャレンジャージャケット)」(5万380円)の新色としてグレープ色を出している。


このダウンはランニングカテゴリーに属し、袖にハンドウォーマーが付いたり、背中にベンチレーション機能を備えたりしているのが面白い。ちなみにダウンベストもある。



ここで、思い切って北井氏にシューズの機能性やテクノロジーと比べると、アパレルは地味な印象があると率直な意見をぶつけたところ、「確かにパッと見てわかる画期的な機能などはないでしょう。しかし、細部のディティールへのこだわりや素材、機能など練り込んで追求しています」と切り返された。



そして「実際に着てみると、軽量性、速乾性などの機能性について分かってもらえるでしょう」と口調は穏やかながら、自信に満ちた表情で話す北井氏だった。(金井唯)