自分自身を見てもらえなかったり、否定するような発言をされたり……多くの人が一度は面接で不快な思いをしたことがあるだろう。
神奈川県に住む40代後半の男性(専門職(コンサルタント・士業・金融・不動産)/正社員・職員/年収1100万円)は同業の仕事をしている父を持つが、そのことで面接時に不快な思いをした経験があるという。(文:真鍋リイサ)
「父の話をしたところ、面接を受けた事務所の所長から『僕は君よりも君のお父さんに興味がある』と言われた」
自分ではなく父親の方に興味を示されたら、嫌だろう。
他の応募者は採用されたい一心で「我慢したり、従うと回答していた」
その後、男性は「現職の事務所への就職が決まったこともあり」、その事務所の選考を辞退したそうで、
「20年弱前の話だが、未だにその言葉は頭に焼き付いている」
と語った。
千葉県に住む60代前半の男性(その他/個人事業主/年収200万円)は、
「昔、友人が酷い面接を受けたとのことで話のネタのため私も応募してみた」
と、気軽な気持ちで面接を受けた。集団面接であったそうだが、
「他の人が『黒いオーラが出ている』とか『彼氏と別れろ』とか言われていた」
面接で話す内容としてはあまりにも突飛である。しかし他の応募者は採用されたい一心で、その理不尽な発言に「我慢したり、従うと回答していた」という。
「私は『帰れ』と言われたが最後まで参加した。『何故帰らないのか』と問われたので『最後まで見届ける』と言いきって最後までいた」
この空気の中で最後まで居座るとは度胸がある行動である。男性は後日談として、
「勿論不採用。採用されても行く気はなかったが。2、3年後に、その会社は倒産した」
と明かす。人を否定するような会社は、倒産して当然であろう。
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