制服がない職場で、服装の許容範囲はどの程度のものなのだろうか。
長野県に住む30代後半の男性(企画・マーケティング・経営・管理職)の働く職場では、
「デニムパンツは禁止」
というルールが存在する。(文:真鍋リイサ)
「何十年も前のよくわからない常識の中で働くのか……」
「東京の会社で就職し10年ほど働いて、故郷の会社に転職しました」と語る男性。工場はユニフォームの規則があるものの、男性の働く部署では特に規則がなかったため、
「東京と同じ感覚でデニムパンツを履いて出社していました」
という。しかしこのファッションが男性の働く職場ではタブーであったようだ。
「ある時上司から『デニムパンツを職場に履いちゃだめだって。常識じゃない?』と注意されました」
男性は以前の職場では注意されたことがなかったらしく、「本当にびっくりしてしまい」と驚きを隠せない様子で
「『なぜですか?』と聞いたところ、『理由はわからないけど常識であるじゃん』との返答」
調べてみると、確かに職場の「ドレスコード」としてカジュアルすぎるデニムパンツや露出の激しい服を禁止している会社も多数存在しているようだ。しかし男性は、そのルール自体にと言うよりも、上司のあいまいな返答に不満を抱いたようだ。
「何十年も前のよくわからない常識の中で働くのか……と暗澹な気持ちになりました」
職場でルールを決めることを否定する気はないが、「理由はわからないけど常識」と押し付けられたら納得できないだろう。
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