英ロンドン南東部にあるクレイフォード在住のジョシュア・ワーナーさん(Joshua Warner、25)は今年6月26日、激しい頭痛に襲われた。当初はただの片頭痛だと思っていたが、2週間も続いたため、7月12日に「ダレント・バレー病院(Darent Valley Hospital)」を訪れた。医師が頭痛の原因を探るために血液検査や尿検査を行ったところ、炎症の初見が見られたという。さらにCTスキャン検査を行い、腹痛の症状はなかったものの、虫垂炎と診断された。医師から「頭痛は虫垂炎に関連する痛みです」と説明されたジョシュアさんは、翌日に虫垂炎の切除手術を受けた。
薬の服用を中止したジョシュアさんだったが体調は悪化し、8月16日に祖父母の家の浴室で倒れてしまい、救急車で「クイーン・エリザベス病院(Queen Elizabeth Hospital)」に搬送された。そしてCTスキャン検査を受けると、機械のエラーとされていた以前の結果とまったく同じだったため、緊急でMRIの検査も受けた。
そして腫瘍の種類を特定するため、9月5日に生検組織診断が行われた。ジョシュアさんの脳は、平均余命が1年未満という非常に悪性度の高い脳腫瘍「びまん性正中グリオーマ(Midline Diffused Glioma)」に侵されていることが判明した。医師らは「余命は3か月」と宣告したが、ジョシュアさんはその12日後、9月17日に緩和ケアを受けていたホスピス「Greenwich and Bexley Community Hospice」で息を引き取った。
画像は『Metro 2023年9月28日付「Dad, 25, dies after doctor ‘thought tumour was a computer error’」(Picture: Eve Pateman / SWNS)、2020年1月3日付「Mum had both breasts removed after being wrongly diagnosed with cancer」(Picture: Sarah Boyle /SWNS)』『Irish Mirror 2023年5月10日付「‘Doctors told me I needed to lose weight for years, but I actually had a six stone cyst’」(Image: Paisley Dylan)』『The Mirror 2022年8月13日「Mum-of-four who thought she was going through menopause given four weeks to live」(Image: Jam Press)』『South China Morning Post 2022年9月9日付「Chinese baby with lotus seed shell stuck in mouth misdiagnosed with tumour, embroiling public health system in scandal」(Photo: SCMP Composite)』『Edinburgh Evening News 2019年2月4日付「Edinburgh dad dies of cancer after being told his throat issue was anxiety」(Picture: Contributed)』のスクリーンショット (TechinsightJapan編集部 iruy)