事の発端は4月2日、米バージニア州ラウドン郡スターリングにあるショッピングモール「ダレス・タウン・センター(Dulles Town Center)」にて、YouTubeチャンネル「Classified Goons」を運営する、タナー・クックさん(Tanner Cook、21)が動画の撮影を行ったことだった。タナーさんはイタズラを仕掛ける動画で人気を集めているユーチューバーで、フォロワー数は5万8000人以上、平均収入は月に2000~3000ドル(約29~44万円)と報道されている。
この一件で、アランさんは公共の場で発砲したことや、悪意のある傷害を意味する加重故意傷害などの容疑がかけられ、9月28日、同州の地方裁判所にあたる「ラウドン郡巡回裁判所(Loudoun County Circuit Court)」で裁判が開かれた。アランさんは「自己防衛のために撃ちました」と、正当防衛であったと主張し、無罪を訴えた。
タナーさんの父親ジェレミー・クックさん(Jeremy Cook)は「銃撃のあとすぐ、コメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ(Saturday Night Live)』にて、週末の最新情報として、イタズラ系ユーチューバーが撃たれたと今回の動画を放映しました。それから出演者がカメラを見つめ、『Good(いいね)』と言うと、みんな笑っていました。多くの人がこの番組を見て、同じように笑ったのです。私たち家族はすぐにターゲットとなり、『タナーは殺されるべきだった』と嫌がらせを受けています。私たちは、簡単に操作されて暴徒化する世論が、法の支配よりも重要である時代に生きているのです。これは私たち全員にとって非常に危険なことです」とコメントを残した。
画像は『FOX 5 DC 2023年9月29日付「Jury acquits delivery driver of main charge in Dulles Town Center shooting of YouTube prankster」』『Click2Houston 2019年5月8日付「‘You’re fired’: Heartless prank brings Walmart employee to tears」』『NOWnews 2019年10月9日付「影/「開腿坐肩」飆車!女友嚇爆尖叫猛喊 男:想當網紅」(圖/翻攝自影片)』『Metro 2018年8月2日付「Dad filmed himself giving kids laxatives then crying in pain for YouTube hits」(Picture: YouTube/CJ So Cool)』『TooFab 2020年4月9日付「YouTuber Sparks Outrage Torturing and Eating Animals Alive for Content」(YouTube)』『The Sun 2020年9月11日付「‘SHAMEFUL’ Syrian Influencers slammed for ‘spending £74k’ to reveal baby’s gender on Burj Khalifa as their country starves」(Credit: Anasala Family/YouTube)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)