精密金属部品メーカーのキャステム(広島県福山市)が、漫画「北斗の拳」に登場する悪役「ジャギ」の象徴ともいえるヘルメットを鋼製で再現し、商品化した。
10月7日から都内で開催される『北斗の拳40周年大原画展』で22万円(税込)で、完全受注生産で販売する。決して安いとは言えない価格だが、一体どのようなものなのか。(文:長田コウ)
「本物の金属で製作され圧倒的な重厚感と光沢」
創業53年の同社がこれまで培ってきた精密鍛造技術を用い、本体部分は鋼の一種であるステンレス鋼で、口を覆う格子状の部分は真鍮で製作した。もちろん1/1スケールで、「限りなく原作に近い造形と材質」だという。
プレスリリースより
「本物の金属で製作されたヘルメットは塗装では表現できない圧倒的な重厚感と光沢になっています。硬く、重量も9kgと、世紀末に被る為の最強のヘルメット仕様になっています」
と、かなりのこだわりぶりが伝わってくる。
プレスリリースより
また、「誰がどの角度から見ても、原哲夫先生が描くジャギ」を実現するため、開発にあたっては、同社のデジタル原型師が作中の設定をそのまま3Dデータ化した。
プレスリリースより
「俺の名前をいってみろ!」と、ジャギの声が本当に聞こえてきそうなほど、リアル感満載のヘルメット。値は張るが、「北斗の拳」のファンは、これを被ってジャギになりきってみては。