大東建託は「いい部屋ネット 街の魅力度ランキング2023<都道府県版>」を10月4日に発表した。調査は2月17日から3月15日にかけて行われ、「実際に住んでいる人(居住者)が、住んでいる街についてどれくらい満足しているか」「住んでいない人々(非居住者)に地域の魅力がどの程度伝わっているか」を基準にTOP41の街をまとめた。
ランキング1位に輝いたのは福岡県で、2年連続で首位をキープしている。居住者からは「行政サービス」や「物価家賃」に関して高評価が寄せられており、非居住者からは「仕事で行ってみたい」「食べ物がおいしい」「住みやすそう」といった評価項目において高い評価を得た。
2位に神奈川県、東京都は2年連続で5位
プレスリリースより
昨年から共に一つ順位を上げたのは神奈川県(2位)と京都府(3位)。前回2位だった兵庫県は順位を二つ下げ、4位にランクインした。東京都は2年連続で5位に。居住者の評価では3位である一方、非居住者からの評価が9位であり、全体での順位を下げた。
東京都は居住者・非居住者ともに1位の項目が最も多かったが、居住者からは「自然観光」の評価が低く、非居住者からは「住みやすそう」「自然が豊か」「景勝地や温泉が多い」などの項目で評価が低く、足を引っ張る形になった。
観光地としての魅力度は、北海道・京都府・沖縄県が今年もトップ3
「観光に訪れたいと思う」の項目では、2年連続で1位北海道、2位京都府、3位沖縄県となっている。北海道は「自然が豊か」「食べ物がおいしい」「景勝地や温泉が多い」でいずれも1位、京都府は「歴史的建造物・文化財が多い」で1位、「景勝地や温泉が多い」で2位、沖縄県は「気候が良い」で1位、「自然が豊か」2位という評価がされており、その地の風土や観光対象に魅力を感じている人が多いようだ。
また、調査の結果を分析すると「観光に訪れたい」という設問と「メディアで良く情報を見る」「観光で行ったことがある」という設問の回答には相関性があることが判明。この結果から、「観光に訪れたい」≒「魅力がある」と感じる要因には「メディアで良く見る」「観光で行ったことがある」ことが影響している可能性が高いことが窺える。