京都府の20代前半の女性(クリエイティブ/メディア・アパレル・デザイン/年収300万円)は、小学生の頃に父親から言われた衝撃的な言葉が忘れられない。
「父の目の前にあるリモコンで、テレビをつけてほしいと頼んだんです。どこどこのチャンネルがいいとお願いしたんですが、間違えたのでやっぱりここのチャンネルに変えてほしいと父に言ったんです。すると父が突然リモコンを壁に投げつけて、『おまえが最初にここのチャンネルがええって言うたんやろがああああ!』と怒鳴って、そのままリビングを出て行ってしまいました」
女性は「残された私は何が起きたのかわからず、ただ呆然としていました」とそのときの胸中を綴った。(文:福岡ちはや)
「大人になって少しだけ関係が改善した今も、心の奥の不信感は消えていません」
女性いわく、「うちの父はとても短気な性格」とのこと。そのため女性は、父親に怒鳴られないよう常にビクビクしていたそうだ。
「でも、よその優しいお父さんがうらやましくて、自分なりに父との関係を改善しようと努力はしていたんです。例えば、母が仕事で父が休みの日は、父が起きてきたら朝ごはんを用意したりだとか、駄菓子屋で買ってきたお菓子を父に分けてあげるだとか。普通に見たら微笑ましい光景なんでしょうが、当時はただ父に優しくなってほしい一心でやっていました」
こうした女性の健気な思いも、テレビのリモコン事件を機にすっかりへし折られてしまったらしい。女性は、
「それ以来、父に対してすっかり心を閉ざしてしまい、大人になって少しだけ関係が改善した今も、心の奥の不信感は消えていません」
と本音を打ち明けた。親も人間、ときには虫のいどころが悪いときもあるだろう。しかし、物を壁に投げつけて怒鳴り散らすのは明らかにやりすぎだ。女性は、
「『チャンネルを変えてとお願いしただけなのに、どうして怒られないといけないの……?』と幼い頭で必死に考えましたが、なぜ父が怒ったのかわかりませんでした」
と当時を振り返った。
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