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有休前日に「本当に3日間も休むの?絶対に3日間もいらない」とケチをつけられた女性、上司に反撃する

2023年10月02日 18:40  キャリコネニュース

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有給休暇を取得するたびにいちいち文句を言われるようでは、安心して働けないだろう。今春、子どもの入学式とその準備ため有休を取得した40代の女性は、同年代の女性上司から

「ねぇ、本当に3日間も休むの?!絶対に3日間もいらないと思うの!」

とケチをつけられた。会社はメーカーで、女性は製造ラインを担当している。工場の立ち上げ時期から働くベテランだ。あまりにも腹が立ったため激しく反発したという女性に、編集部では詳しく話を聞いた。

「木曜日か金曜日、出てこられると思うんだけど!」

女性が担当する製造ラインは現在人手不足で以前にもまして重労働になっているという。その上「年始からずっと1~2時間の残業が毎日のようにあり、土曜日も3週連続出勤」と多忙を極めていた。

「これじゃ何かあっても急には絶対休ませてくれないな」と感じていた女性は、子どもの大学の入学式とその後の2日間のオリエンテーションのため半月前に有休を取得することを申し出て、1週間前に許可されていた。

「有休を申請する時は、まず本社から派遣されてくる男性上司に言うことになっていて、その時は何も言われませんでした」

ところが、例の女性上司が入学式の前日になって突然こんなことを言い出した。

「ねぇ、本当に3日間も休むの?!絶対に3日間もいらないと思うの!木曜日か金曜日、出てこられると思うんだけど!」

入学式は水曜日なので、1日休めば十分だと言っているのだ。その上司は女性と同期だが、部署のリーダーを任されていた。しかし既に通った申請を前日に覆そうとするのはどうなのか。

「何を根拠にそんな事を言うのかサッパリ理解できず、言い方にも納得いかなかったので、一言『出てこられたらね!』と言って背中を向けて持ち場に戻りました」

と怒りをあらわにした女性。すると上司は

「私の態度が気に入らなかったようで『なにコイツむかつくー!ふざけんな!!』と捨て台詞を吐かれました」

と、こちらも過激に反応し喧嘩のようになってしまった。お互い言葉遣いが近い印象だが、普段からこういうコミュニケーションをとっているらしい。

「基本的に『田舎の工場』って感じなので、社員どうし顔見知りだったりとかもあって年齢差があってもタメ口とかは普通です。私自身は、目上・歳上には丁寧語が基本ですが、この時は憤慨していてぞんざいな物言いになってしまいました」

その後も有休は「すんなり良い顔をしてくれはしません」

話はこれで終わらない。女性がこの件を上司よりも歳上になる50代の同僚に話したところ、同僚は憤慨しつつ「出てこなくていい!!」と味方してくれた。

「その後、50代の同僚は有休にケチをつけた上司を捕まえて、何やら進言していた様子でした。上司は、私など自分より格下だと思ってる相手には傲慢な態度ですが、アタマの上がらない相手にはヘコヘコするタイプです。その時も歳上の同僚のご機嫌取りに必死なようでした」

無事に有休をとり、子どもの入学式や入学準備は無事に終えたというが、「というか、これってパワハラ・モラハラだよなと思いました」と気づきを語る。その後は、遠慮なく有給休暇が取れているのだろうか。

「遠慮なく、ではないですがキチンと理由を述べて取っています。ただ、すんなり良い顔をしてくれはしません。私がやっているポジションが面倒臭いとわかっているからでしょう。他のラインのみんなに対しての反応と多少違いますので」

重労働の上に神経を使う製造ラインで、人員の調整がつきづらいのだろう。だが、本来有給休暇は社員が自由に取れる休日だ。休息をとるためだけにでも、有休をすべて使い切れるよう応援したい。

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