トップへ

【ポイントランキング】2023年WRC第11戦ラリー・チリ・ビオビオ後

2023年10月02日 18:20  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

2023年WRC第11戦ラリー・チリ・ビオビオの暫定表彰式
 9月29日(金)から10月1日(日)にかけて、チリ中部ビオビオ州の州都コンセプシオンを拠点にWRC世界ラリー選手権第11戦『ラリー・チリ・ビオビオ』が開催され、既報のとおりMスポーツ・フォードWRTのオット・タナク/マルティン・ヤルヴェオヤ組(フォード・プーマ・ラリー1)が快勝。シーズン2勝目をマークした。

 2019年以来4年ぶり、WRCイベントとして2度目の開催となったラリー・チリは、今季残り少なくなったカレンダーの中で最後のグラベル(未舗装路)イベントでもあった。金曜からの3日間で争われた競技は、初日デイ1の午前中に大きなクラッシュが2度発生する波乱の展開に。

 翌日のデイ2ではトヨタ勢を中心にタイヤトラブルが多発。さらに、最終日には2番手につけていたテーム・スニネン(ヒョンデi20 Nラリー1)がクラッシュしリタイアとなるドラマが待ち受けていた。

 そんななか初日にトップに立ったタナクは、後続との間に大きなギャップを作り逃げの体制に入ると、デイ3は“貯金”を有効活用してポジションをキープ。そのままラリーを完走し2月のラリー・スウェーデン以来、今季2回目の総合優勝を飾った。チリでの勝利は2度目、勝率100パーセントだ。

 ランキングを見ると、トヨタがヒョンデに対して残り2戦で逆転不可能となる106ポイント差をつけたため、この段階で日本メーカーのマニュファクチャラータイトル3連覇が確定した。一方、ドライバー/コドライバー選手権の決着は次戦以降に持ち越されたが、王座獲得のチャンスはランキング首位に立つカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組と同2位エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(ともにトヨタGRヤリス・ラリー1)に絞られている。

 WRC第11戦ラリー・チリ・ビオビオ後の各選手権ランキングは以下のとおりだ。

■2023年WRCドライバー選手権ランキング(第11戦終了時点)
PosDriverMachineTeamPoints1カッレ・ロバンペラトヨタGRヤリス・ラリー1トヨタ・ガズー・レーシングWRT2172エルフィン・エバンストヨタGRヤリス・ラリー1トヨタ・ガズー・レーシングWRT1863ティエリー・ヌービルヒョンデi20 Nラリー1ヒョンデ・シェル・モビスWRT1554オット・タナクフォード・プーマ・ラリー1Mスポーツ・フォードWRT1465セバスチャン・オジエトヨタGRヤリス・ラリー1トヨタ・ガズー・レーシングWRT996エサペッカ・ラッピヒョンデi20 Nラリー1ヒョンデ・シェル・モビスWRT987勝田貴元トヨタGRヤリス・ラリー1トヨタ・ガズー・レーシングWRT778ダニ・ソルドヒョンデi20 Nラリー1ヒョンデ・シェル・モビスWRT639テーム・スニネンヒョンデi20 Nラリー1ヒョンデ・シェル・モビスWRT3410オリバー・ソルベルグシュコダ・ファビアRSラリー2――33

■2023年WRCコドライバー選手権ランキング(第11戦終了時点)
PosCo-DriverMachineTeamPoints1ヨンネ・ハルットゥネントヨタGRヤリス・ラリー1トヨタ・ガズー・レーシングWRT2172スコット・マーティントヨタGRヤリス・ラリー1トヨタ・ガズー・レーシングWRT1863マルティン・ウィダグヒョンデi20 Nラリー1ヒョンデ・シェル・モビスWRT1554マルティン・ヤルヴェオヤフォード・プーマ・ラリー1Mスポーツ・フォードWRT1465ヴァンサン・ランデトヨタGRヤリス・ラリー1トヨタ・ガズー・レーシングWRT996ヤンネ・フェルム ヒョンデi20 Nラリー1ヒョンデ・シェル・モビスWRT987アーロン・ジョンストントヨタGRヤリス・ラリー1トヨタ・ガズー・レーシングWRT778カンディード・カレラヒョンデi20 Nラリー1ヒョンデ・シェル・モビスWRT639ミッコ・マルックラヒョンデi20 Nラリー1ヒョンデ・シェル・モビスWRT3410エリオット・エドモンドソンシュコダ・ファビアRSラリー2――33

■2023年WRCマニュファクチャラー選手権ランキング(第11戦終了時点)
PosManufacturerMachinePoints1トヨタ・ガズー・レーシングWRTトヨタGRヤリス・ラリー14662ヒョンデ・シェル・モビスWRTヒョンデi20 Nラリー13603Mスポーツ・フォードWRTフォード・プーマ・ラリー1247