ナイフを持って踊る動画をSNSに公開したブリトニー・スピアーズ。投稿では、偽物のナイフをレンタルした小道具店の名前を明かしていた(画像は『Maria River Red 2023年9月15日付Instagram「Are we on the phone」』のスクリーンショット) ブリトニー・スピアーズ(41)が両手にナイフを持って踊る動画をSNSに披露したことに対し、ナイフをレンタルした小道具店が感謝の意を述べた。ブリトニーは心配しているファンに向けて「これはロサンゼルスでレンタルした偽物のナイフよ」と説明し、その店の名前を記載していた。すると店にはナイフに関する問い合わせの電話が殺到し、小道具のレンタル売り上げが急増したという。
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ブリトニー・スピアーズの夫サム・アスガリ(29)は現地時間8月16日、「和解しがたい不和」を理由に米カリフォルニア州のロサンゼルス上級裁判所に離婚を申請した。法的書類によると、サムとブリトニーは今年7月28日から別居していたという。
ブリトニーは同月19日に自身のInstagramでサムとの破局に初言及し、「これ以上の痛みに耐えられなかった」と辛い心情を明かした。その後も投稿を続けたものの、その内容は謎の男性に太腿を舐めさせる動画や、背中などに入れた新たなタトゥーを披露する内容だった。
さらに現地時間9月26日には、ブリトニーが米カリフォルニア州の自宅の居間で2本のナイフを振り回し、激しいダンスをするという奇妙な動画を公開した。投稿には「今日からキッチンナイフで遊び始めた。本物のナイフではないので安心して! ハロウィンはもうすぐよ」と言葉を添えていた。
するとファンはサムと破局後のブリトニーの健康状態を懸念したようで、警察に通報が寄せられた。そのため翌27日には、ヴェンチュラ郡保安官事務所の警察官がブリトニーの自宅を訪問した。警察官は彼女が心身ともに危険な状態にないことを2人の人物から確認した後、何事もないと判断し立ち去ったという。
しかしブリトニーは懲りていなかったのか、29日に再びナイフを持って踊る動画を公開。そして両手に持つナイフについて、次のように説明した。
「前回の投稿でみんなを驚かせてしまったけど、これは私のチームがLAの小道具店『Hand Prop』でレンタルした偽物のナイフで、本物ではないのよ。誰も心配する必要はないし、警察を呼ぶ必要もないわ。」
そしてブリトニーはナイフを持って踊った理由について、9月12日に開催された『2023 MTVビデオ・ミュージック・アワード(MTV Video Music Awards)』のステージで、大好きな歌手シャキーラが両手にナイフを持ちながらパフォーマンスしたのを真似たものだったことを明かした。
さらに30日には、バレエシューズを履いた人物がナイフの上に立つ写真を公開し、「警察官が家に来て、私と会って話すまで帰らないと言った」と記していた。
ブリトニーの動画が大きな話題になったおかげで、彼女がナイフをレンタルしたと明かした米ロサンゼルスの小道具店「Hand Prop Room」では、売り上げが急増したという。
同店の店長は米メディア『TMZ』の取材に対し、ブリトニーが自身のInstagramで店の名前を明かして以来、オンラインへのトラフィックや電話の問い合わせが倍増し、小道具や特にナイフのレンタル売り上げが50%も伸びたと話した。
店にはブリトニーに関する電話の問い合わせが殺到しており、店長は応対に追われているという。さらに販売部門では、ブリトニーが使用したナイフについての問い合わせが相次いでいることから、スタッフ全員が電話対応をしているそうだ。
今年5月には全米脚本家組合(WGA)がストライキに突入し、7月には全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)も後に続いた。そのため映画撮影が次々に中断し、撮影現場に小道具を用意する同店のレンタル売り上げが大幅に落ちていた。
そのため店長は、偽物のナイフを借りたブリトニーが店を救ってくれたと感謝しているそうで、今では店内に彼女の楽曲をノンストップで流し続けているという。
画像は『Maria River Red 2023年9月15日付Instagram「Are we on the phone」、2023年9月26日付Instagram「I started playing in the kitchen with knives today」、2023年9月29日付Instagram「I know I spooked everyone with the last post,」、2023年9月30日付Instagram「Is it a joke in the news again with welfare checks???」』『The Hand Prop Room LP. 2022年6月23日付Instagram「The HPR team loves when we get visits from out of state prop masters.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)