「通勤しなくていい」などの利点はあるものの、テレワークにストレスを抱えている人もいるようだ。京都府の40代前半の女性(ITエンジニア、システム開発・SE・インフラ/正社員/年収450万円)はテレワークでつらいことについて、
「運動不足で体力が落ちに落ちた。ひどい日は1日100歩しか歩いていない模様」
「家事に携わる割合が増えた。ゴミ捨てと風呂掃除以外の家事をすべてやっているも同然。共働きで子どもがいないので負荷は低いとはいえ、やるせないものを感じる日もある」
と明かす。(文:谷城ヤエ)
「スーパーやコンビニまで徒歩で往復30分。ウーバーもエリア外」で昼食に苦労
さらに食事面でも苦労が増えたようで、
「もともとランチは外食派だったが、在宅勤務ではそれがままならない。自宅周辺には飲食店がなく、スーパーやコンビニなどまで徒歩で往復30分ほどかかる。ウーバーもエリア外」
と不満を募らせている様子。
「勤務時間中に車を使うのは労災なども含めてリスクが高いので、夕食を多めに作ったりランチ用の食糧を買っておくなどの準備はしているが、日々の夕食だけで気力・体力的に精一杯のところに、考えることが増えたのが大変つらい。昼休みに作って食べて片付けてだとちっとも休まらない」
一方で快適なことに関しては、通勤がないことで「そのぶん睡眠や休息に回せる」ことだという。
「共働きのマンション暮らしなので掃除機をかける時間も気を遣っていたが、今なら仕事終わりにささっと掃除してしまえる」
「日中もエアコンをつけっぱなしなので部屋干ししてもよく乾き、ドラム式を置けない我が家においても洗濯ストレスが大いに軽減された。大変ありがたいことに会社からテレワーク補助が出ており、光熱費にも悩まされていない」
と綴った。テレワークにより携わる家事は増えたものの、時間を有効に使うことで上手くやりくりしているようだった。
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