9月30日、2023MotoGP第14戦日本GPの予選を終え、Moto2、Moto3に参戦する日本人ライダーの金曜日、土曜日の出来と日曜日の決勝レースに向けた展望を聞いた。
■野左根航汰(Correos Prepago Yamaha VR46 MasterCamp)
Moto2予選Q1:8位
8列目・22番グリッド
「P1では少し苦労してしまったのですが、P2からは順調にこられて、P3で試したことと反省を踏まえて予選に臨みました。予選のタイムは自分としては悪くなかったかなと思っていますし、予選順位も自己ベストでした。でも、目標はQ2に進出することだったので、タイムの割りにあまり順位がついてこなかったので、Q2に行けなかったのは悔しいです」
「ただ、タイム差は少なく、Q1で4位だった選手がQ2で3位になっていたりもするので、あともう少し……が大きいものの、自分の想定よりもタイムが出たのでそこはよかったです」
「明日の決勝レースは19周もあるので、そのペースで走れていると言うことには自信を持って、目標のポイント獲得に向けて、頑張りたいと思います」
■羽田太河(Pertamina Mandalika SAG Team)
Moto2予選Q1:10位
8列目・24番グリッド
「予選は『んー』と言う感じで、あまり納得していません。ただ、アベレージではしっかりタイムが刻めているので、決勝レースでは19周をコンスタントに走り切って、ずっと目標としているポイント獲得を目指したいです」
■佐々木歩夢(Liqui Moly Husqvarna Intact GP)
Moto3予選Q2:8位
3列目・7番グリッド
「思ったより予選では少し苦しんでしまいましたが、セットアップの方向性もわかっていますし、決勝に向けてあとはちょっと調整するだけです」
「8番手とあまり良い順位ではありませんでしたが、フィーリングもレースペースも悪くないので、明日は落ち着いてしっかり追い上げられるように頑張ります
■鳥羽海渡(SIC58 Squadra Corse)
Moto3予選Q2:12位
4列目・11番グリッド
「昨日も今日のP3もいい感じでした。ただ正直、予選にはまったく納得していません。もっといけると思っていたし、自分としては1列目に並べていたと思うけれど4列目で終わってしまいました」
「バイクは全体的に良くなっていて、予選では今まででベストな状態でしたが、予選ではタイミングが悪く少しイラつき、うまくまとめきれませんでした」
「マシン自体は仕上がっていますが、他のバイクと比べて劣った部分もあるので、そこはまだわかりませんね」
■山中琉聖(Gaviota GASGAS Aspar Team)
Moto3予選Q2・13位
4列目・12番グリッド
「昨日のP1、P2で抱えていた問題を今日は改善するためにセットを色々変えて試しましたが、P3ではそれがあまりうまい方向にいかず、序盤で転倒してしまいました。そこでセットを昨日のP2の状態に戻したらフィーリングが良くなり、自己ベストを更新できました」
「予選でまた新しいセットを試したところ、それも良くなかったので、(予選中に)昨日のセットに戻そうという話になりました。ただ、時間がなくすべてを戻し切ることはできなかったのと、タイヤをミディアムからソフトに変えたタイミングがやや遅かったことで、自分が合わせきることができず、最後のタイムを狙えなかったので、そこは悔いが残ります」
「決勝ではP2の時のセットに戻しますが、(ジャウマ・)マシアが速いので、序盤から離されないように、前の方に早いうちに行けるようにしたいです」
「今日から被っているヘルメットには、片目だけが入っている達磨をデザインしています。表彰台に上り、パルクフェルメでもう片方の目を書き込めるよう頑張ります」
■古里太陽(Honda Team Asia)
Moto3予選Q2:14位
5列目・13番グリッド
「昨日は体調があまり良くありませんでしたが、今日はだいぶよくなって、フィーリングも昨日から今日にかけて多少良くなりました」
「僕はこのサーキットではうまく乗れる時が少ないので、そういう面から見れば、今日の成績は悪くなかったと思います。Q1でも単独でタイムを出せたので。ただ、正直に言うと、総合的にはよくはない状況ではあります」
「決勝レースでは、アベレージ的な面では終盤までそんなに悪くはないと思うので、スタートから1台ずつしっかり抜いていき、後半に向けてポジションを上げていければと思っています」
■鈴木竜生(Leopard Racing)
Moto3予選Q2:17番手
6列目・16番グリッド
「昨日よりフィーリングが良くなりましたが、予選は自分のベストラップを上手くまとめきることができず、後ろの方になってしまいました。ただ、フィーリングはそんなに悪くないので、明日は良いスタートを決めて、トップグループでレースしたいです」
「具体的にはトップ5で終われたら大満足、現実的なところでは、久々にトップ8で終われたらいいなと思います。追い上げに関しては、このサーキットは抜くポイントなども含めよく知っているので、そこまで焦らずに、ひとりひとり確実に抜いて行きます」